ゴミという言葉の語源・由来は?
「ごみ」とカタカナの「ゴミ」ではどちらが正しい?
ゴミの語源・由来は?
ゴミとは、物のくず、不要になった廃棄物。汚い屑。漢字では「塵」や「芥」。
仮名で書けば「ごみ」となります。
ごみと読む漢字は塵・芥・埖などがありますが
塵...鹿が群れ走った「土ぼこり」におおわれる=けがれ、汚れたもの。
芥...芥子菜(からしな)の実を粉末にした香味料=細かく、小さいもの。
埖...地名でしか使用しない漢字。
このような区別になります。
「ごみ」という言葉の語源は定かではありませんが、鎌倉時代の文献などふるい文書に使われていることや、中国からの言葉とも思われないことから、明らかに日本古来の日本語と思われます。「木の葉」がたまったものが由来だという説もあります。
語源・由来
ゴミは、主に農家で「木の葉」をあらわす言葉で、各地の方言にも木の葉をさす言葉として残っている。
長野県には、木の葉を「ゴミ」、落ち葉を「マツゴミ」と呼ぶところがある。
愛知方言では落ち松葉を「ゴ」と呼んだり、京都では「ゴを掻く」といった表現もある。
ゴミが、木の葉以外の意味にも使われはじめたため、「ゴ」と呼ばれるようになったのか、元々ゴミは
「ゴ」と呼ばれており、「ゴ」の「実」という意味で「ゴミ」となったのか定かでない。
また、鎌倉前期の「平家物語」には「水田のごみ深かりける畔(あぜ)の上に」とあり、ドブなどに溜まる
泥をさす言葉として使われている。
ここから、ドブに溜まるものとして、はじめは「木の葉」を意味していたのではないかと推測される。
「塵(ちり)」や「土ぼこり」の意味になったのは近世以降で、その頃からゴミは不要な物であることから、
「取るに足らないもの」「役に立たないもの」などの意味にも使われはじめた。
http://gogen-allguide.com/ko/gomi.html
ゴミはカタカナ・ひらがな?
外来語でもないのに「ゴミ」とカタカナで書くこともあり、新聞やテレビのテロップでは「ゴミ」とする場合が多くみられますが、日本語の文章を書く場合、漢字かな混じりになりますが、漢字は「見た目」として「区切り」、誤解を恐れずに言えば、ミニ読点の役割も担っています。
漢字が混ざっていることで読みやすくなっているわけです。
これが、一昔前の電報のように全てがカタカナであったり、全部がひらがなだと読みにくいですよね。
その為、小学校低学年(つまりは漢字がほとんど使えない)の教科書等は、文節ごとにスペースを空けたりもしてます。
「ぶんせつごとに すぺーすを あけたりもしています」こんな感じです。
同じ理屈で、漢字の代わりにカタカナを使うことで、読みやすさ、わかりやすさを狙ったものだと思います。
「海岸のごみひろいの活動」などと書くよりは、「海岸のゴミひろいの活動」と書いたほうが、パッと見は分かりやすくは見えます。
「塵」は画数も多く、難しいので「塵」という漢字を使うことは避けたい、さりとて、見やすくはしたい。
そういうことで、カタカナを使っているのかもしれませn