『できるかな』のゴン太君は何の動物がモチーフなんでしょうか?正体はモグラ?
『できるかな』は1970年~1990年にNHK教育で放送されていた人気子ども向け番組で、ノッポさんと相棒のゴン太くんが鮮やかな工作を披露していました。
NHKでやってた「できるかな」のゴン太君は何者だったんでしょうか?
ゴン太くん(できるかな)正体は何者?モチーフは?
「できるかな」のゴン太くんの正体は何者だったのかというと、NHKエンタープライズ キャラクターページによる設定だと人でもなく、動物でもない不思議なキャラクター。
「ゴン太」は大阪でいう「やんちゃ坊主」を意味していたそうです。
ゴン太くんが最初にデザインされる時に、『けものでなく、そして人でもない ぬいぐるみをデザインして欲しい』と当時の番組関係者からの要望があったことから特定の動物のモデルといったものは無いそうです。
まとめ:ゴン太くん(できるかな)正体は何者?モチーフは?
『できるかな』は幼稚園・保育所向けの教育番組で、1970(昭和45)年から1990(平成2)年までの20年間、NHK教育テレビで放送されました。
昔から、一言も話さずに身近な物を使って工作の楽しさを伝えてきたのが主人公のノッポさん(高見のっぽさん)。
NHKアーカイブスで最も古い放送回となる『できるかな』発掘映像ではノッポさんの相棒は“ゴン太くん”ではない別のキャラクターでした。
初代のゴン太くんは、1971年から1973年まで登場し、毎回作る物に合わせて名前が変わっていました。2代目のゴン太くんは、毛が無く、洗面器をかぶったような風貌で、常に箱の上に座って足の裏を見せた造形でした。
1974年度からは、ノッポさんと共に工作ができるようになったため、ゴン太くんの姿も変わり、名前が「ゴン太くん」に固定されました。ゴン太くんは、1974年4月1日生まれで、身長175cm、胴回り235cm、足サイズ37cmですが、体重は20kgしかありません。彼のトレードマークは、大きな赤い鼻に、茶色で寸胴短足・眠たげな大きな瞳、そして緑色のリボンが巻かれた黄色の麦藁帽子です。おにぎりが大好物で、ピーマンが苦手です。最終回では、後任のゴロリにおにぎりを渡していました。
特徴的な「ウゴウゴ」という声は、ブラジルの民族楽器であるクイーカの音を模しています。
初代の人形は廃棄されてしまい、現在は存在していませんが、フジテレビ『トリビアの泉』で復元され、2代目と共演したことがあります。2代目の着ぐるみは、番組終了により置き場に困っていたところ、制作に関わった八木紘一郎が引き取り、在籍する白梅学園短期大学の造形室に保管されました。その後、制作者の枝常が短大を退職するに当たり、地元の幼稚園に再就職する形で譲られ、季節ごとに衣装などを変えてキャラクターとして飾られています。