五黄の寅(ごおうのとら)は何年生まれの寅年なんでしょうか?
五黄の寅は何年に一度(一回)?何年生まれの寅年?
「五黄」は九星のひとつで、これは九紫・八白・七赤・六白・五黄・四緑・三碧・二黒・一白と毎年順に付けられているものです。
九星(きゅうせい)の五黄土星と干支(えと)の寅年が重なる年が五黄の寅(ごおうのとら)になるので、大正3年・昭和25年・昭和61年、基本的には9と12の最小公倍数で、36年に1度やってきます。
五黄土星は、本命星の中で一番強烈な星で、 トラも十二支の中でもっとも強い干支なのだそうです。
「丙午」と同様「五黄の寅」の女性は気が強く他人を支配するといった俗信があります。
「丙午」(ひのえうま)は60年に一度、廻ってきます。
干支(えと、かんし)は、十干と十二支を組み合わせたもので、この二つを組み合わせて作られる暦法です。
10と12の最小公倍数は60なので、干支は60で一周することになります。
(還暦とは。。。満60歳や60周年を意味する。。60歳で生まれた年の干支に帰る事から、「暦が還った」という意味。。というのは、ここからきているわけです。)
丙午(ひのえうま、へいご)は、干支の一つです。(なので60年に一度ということになります。)
人によっては、「丙午」より強い(何がかは知らない)と、呼ばれています。
十二支というと子から始まると思われがちですが、
旧暦では、
【春】1月=寅月、2月=卯月、3月=辰月、
【夏】4月=巳月、5月=午月、6月=未月、
【秋】7月=申月、8月=酉月、9月=戌月、
【冬】10月=亥月、11月=子月、12月=丑月、
というふうに寅を始めとする考え方もあります。
ここから「五黄の寅」は、
良く言えば、人々の中心になり、人々の先頭に立つというような意味になり、
悪く言えば、気が強くて他人を支配するというような意味になります。
年の十干は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」、
年の十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」、
年の九星は「九紫火星・八白土星・七赤金星・六白金星・五黄土星・四緑木星・三碧木星・二黒土星・一白水星」、
の順番でまわっているので、
「丙午」のような干支なら10と12の公倍数の60年ごと、
「五黄の寅」のように九星と十二支の組み合わせなら9と12の公倍数の36年ごとにまわってきます。
ここ100年ほどの寅年の九星は次のとおりです。
五黄土星+甲寅…1914年(大正3年) …五黄の寅(ごうの寅)
二黒土星+丙寅…1926年(昭和元年)
八白土星+戊寅…1938年(昭和13年)
五黄土星+庚寅…1950年(昭和25年)…五黄の寅(ごうの寅)
二黒土星+壬寅…1962年(昭和37年)
八白土星+甲寅…1974年(昭和49年)
五黄土星+丙寅…1986年(昭和61年)…五黄の寅(ごうの寅)
二黒土星+戊寅…1998年(平成10年)
八白土星+庚寅…2010年(平成22年)
なお、九星は元日ではなく立春を1年の始まりとする「節月」にもとづくものなので、
最近なら1986年(昭和61年)2月4日?1987年(昭和62年)2月3日生まれが「五黄の寅」となります。