「GPS-Academic」について。
ベネッセが実施している大学生の思考力を測定「GPS-Academic」の平均点はどのくらいなんでしょうか?
GPS-Academicとは?
GPS-Academicは、大学生向けの適性検査で、主に「問題を解決する力」を測定するためのテストです。
このテストは、ベネッセi-キャリアが提供する適性検査の一つであり、年間20万人もの大学生が受検しています。GPS-Academicでは、「思考力」「姿勢・態度」「経験」という3つの観点から、社会で活躍するために必要な問題解決能力を多角的に測定しています。
思考力は、特に重要視されるポイントで、その総合スコアは受検者の思考力を示す指標となります。高得点を取るためには、批判的思考力、協働的思考力、創造的思考力の3つの思考力が必要です。また、姿勢・態度や経験など、思考力以外の要素も測定されます。
GPS-Academic平均は?何点で優秀?
「GPS-Academic」について平均スコアは40前後。52を超えると優秀(A)、58を超えると非常に優秀(S)となり、受検生の中でも非常に高い思考力を有するといえます。
Sランクは上位約7%、Aランクは約14%。正答率が低い難問なども含まれている中で高得点を取得していることから、社会で活躍するために必要な問題解決力の素地がある人材といえます。
GPS-Academicの特徴
GPS-Academicの特徴として、以下の点が挙げられます。
- 思考力の総合スコアは、批判的思考力、協働的思考力、創造的思考力のスコアから判定される。
- GPS-Academicの平均スコアは40前後であり、52以上で優秀(Aランク)、58以上で非常に優秀(Sランク)とされる。
- Sランクは全体の約7%、Aランクは約14%であり、高得点を取得するためには社会で活躍するための問題解決力の素地があることが示される。
- 高得点の学生は、情報の収集や論理的な表現、経験の活用、チームでの建設的な議論などができる特長がある。
まとめ:GPS-Academicとは?平均は?何点で優秀?
GPS-Academicは、大学で学ぶ「問題を解決する力」を測定する適性検査です。
年間20万人もの大学生が受検しており、大学入学後の学習や就職活動にも役立つと言われています。
GPS-Academicのスコアは、思考力総合スコア、思考力個別スコア、姿勢・態度スコア、経験スコア、学生意識スコアの5種類に分けられます。
思考力総合スコアは、思考力個別スコアの3つの平均値から算出されます。
Sランク:上位約7%
Aランク:上位約14%
SランクやAランクの学生は、論理的な思考力、創造力、問題解決能力に優れており、大学での学習や就職活動で活躍できる可能性が高いと言われています。
GPS-Academicで測れる能力
GPS-Academicでは、3つの観点から問題解決に必要な力を測定します。
■思考力
批判的思考力:必要な情報を抽出し、多角的な観点から吟味したうえで、筋道立てて自分の考えを考察できる力
協働的思考力:他者との共通点・違いを理解し、合意形成や発見を通じて、人と関わり合うための力
創造的思考力:情報をつないだり、別の場面に応用したりすることで、問題を見つけ、新たな解決策を考える力
■姿勢・態度
レジリエンス:困難な状況にもくじけず、目標に向かって努力を続ける力
リーダーシップ:自ら先頭に立って行動し、周囲を巻き込みながら目標達成を目指す力
コラボレーション:周囲の人々と協力し、共通の目標に向かって共に取り組む力
■経験
自己管理:計画的に行動し、目標を達成するための努力を続ける力
対人関係:周囲の人々と良好な関係を築き、互いに尊重し合う力
計画・実行:課題に対して解決策を立て、計画的に実行する力