硫酸と水酸化ナトリウムの中和・反応式は?

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硫酸と水酸化ナトリウムが完全に中和する時の変化について化学反応式で現すと?

酸と塩基が反応して、お互いの性質を打ち消しあうことを中和といいますが硫酸H2SO4と水酸化ナトリウムNaOHの化学反応式は?

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硫酸と水酸化ナトリウムの中和・反応式は?

硫酸と水酸化ナトリウムが中和する化学反応式について、H2SO4は二価の酸のため、2H(+)+SO4(-)のようになります。

なので、次のような反応式となります。

H2SO4+2NaOH→Na2SO4+2H2O

硫酸H2SO4は、水素イオンH+ を2個持ちます。
一方、水酸化ナトリウムNaOHは、水酸化物イオンOH-は1個です。

硫酸と水酸化物ナトリウムで中和反応を起こす時

1個の硫酸分子に対し、1個の水酸化物ナトリウム分子では、H+が2個とOH-が1個で、水H2Oが1個できますがH+が1個あまります。
よって、同じ分子数の硫酸と水酸化ナトリウムの反応では、H+が1個余ったままなので、硫酸水素ナトリウムNaHSO4と水H2Oが1個生成します。

1個の硫酸分子に対し、2個の水酸化物ナトリウム分子だと、ちょうどH+とOH-が2個ずつになり、水H2Oが2個できて残りません。
よって、水酸化ナトリウムの分子数が硫酸の2倍ある反応では、硫酸ナトリウムNa2SO4と水H2Oが2個生成します。

■第一段階
H2SO4+NaOH→NaHSO4+H2O

硫酸水素ナトリウムと水が出来ます。
硫酸水素ナトリウムは水の中では電離していますので、

Na+ + (HSO4)-という事も出来ます。

■第二段階
さらに、水酸化ナトリウム水溶液を滴定すると、
NaHSO4+NaOH→Na2SO4+H2O

第一段階と第二段階をまとめると、
H2SO4+2NaOH→NaHSO4 + NaOH + H2O→Na2SO4 + 2H2O

2NaOH とは2(NaOH)の事で、水酸化ナトリウムが2個あるということです。

H2SO4+NaOH→NaHSO4+H2Oがいけない理由は、確かにNaHSO4という物質はありますが、NaOHは強塩基のため、OH-(水酸化物イオン)が水溶液中に多くいて、こいつらはすぐにH+を欲しがるのです。なので、NaHSO4に入っているH+を奪うわけなのです。

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