グレゴロビッチは「ハリーポッターと死の秘宝」で登場するクラムの杖を作った杖職人です。
同じく杖職人のオリバンダーとは旧知の中でしたがニワトコの杖をめぐってヴォルデモートに命を奪われることになりました。
グレゴロビッチはニワトコの杖の持ち主?
ハリーポッターでは杖職人のオリバンダーヴォルデモートの人質となり、グレゴロビッチはヴォルデモートに命を奪われます。
ヴォルデモートはもともと、今まで自分が使っていた杖とは別な杖を欲していました。
なぜなら、ハリーの杖とヴォルデモートの杖は双方同じ芯材を採用しているいわゆる兄弟杖であるためです。
兄弟杖は互いを傷つけることができません。『炎のゴブレット』の最後のシーンで二人の杖が繋がってしまったことからわかるように、互いに対してのみ正常に機能しないのです。
しかしヴォルデモートは「兄弟杖」という事実自体を知りませんでした。
そこでハリーを倒すにあたって、上記の『炎のゴブレット』での出来事を思い出したヴォルデモートは、解決策を講じるためオリバンダー氏を誘拐しました。
オリバンダーは兄弟杖について伝えるとヴォルデモートに「別の杖を使えばなんとかなるはずだ」というアドバイスをしました。
それを受け、ヴォルデモートは部下であるルシウス・マルフォイの杖を取り上げました。
そして、不死鳥の騎士団によるハリーの極秘移送計画「7人のポッター計画」の日、ヴォルデモートはルシウスの杖でハリーを襲いましたが、過去に一度繋がったことでヴォルデモートの性質を取り込んでいたハリーの杖の力には敵いませんでした。
ヴォルデモートはこのことをオリバンダーに告げ、拷問すると、苦しみに耐えかねたオリバンダーは、魔法史上で「最強の杖」「死の杖」と呼ばれてきたある杖のことを話しました。これが「ニワトコの杖」です。
ヴォルデモートはそれのある場所を聞き出そうとしましたが、オリバンダーは詳しいことは知らず、「グレゴロビッチが持っているという噂を昔に聞いたことがある」ということだけを言いました。
ヴォルデモートはグレゴロビッチを探し出し、杖のありかを探ろうとしましたが既にとうの昔にグレゴロビッチの元から盗み出されていました。
この時、グレゴロビッチを殺したのは単なる憂さ晴らしでしょう。
若い男(グリンデルバルド)がグレゴロビッチではなくニワトコの杖の持ち主?
ハリーはヴォルデモートがグレゴロビッチを襲った時にハリーも夢として見ます。
ヴォルデモートがグレゴロビッチを殺したことを知りますが、その時に、グレゴロビッチが杖を若い男に盗まれたことも知ります。
窓から飛び降りて逃げた杖盗人は、若き日のグリンデルバルドです。
ハリーは杖を誰が盗んだのか考えますが、ハリーは杖と若い男(グリンデルバンド)との関係性を理解してません。
バチルダの家でリーター・スキーターが書いたダンブルドアについての著書を読んだ際に、若い頃のダンブルドアとグリンデルバルドの写真を見て顔が一致します。
グリンデルバルドはその後、盗んだニワトコの杖をずっと使っていましたが、1945年にダンブルドアとの決闘で負けて、杖はダンブルドアの物になりました。
その後、ハリーはオリバンダーにニワトコの杖について質問します。
ハリーはニワトコの杖の持ち主がグレゴロビッチからグリンデルバンドに移り、その後にダンブルドアへ移ったことを理解します。
グレゴロビッチがどうやってニワトコの杖を入手したのかは公式設定でも不明となっていますが、以前の歴代のニワトコの杖の持ち主は次のとおり。
ペベレル兄弟の長男アンチオクが作った「アンチオクの杖」が「死の杖」や「宿命の杖」といった別名を経て「ニワトコの杖」と呼ばれるようになります。
悪人エメリック
極悪人エグバード
ゴデロット
ヘレワード
バーナバス・デベリル
ロクシアス
アーカスまたはリビウス