ハリーポッターでハリーで最初、組み分け帽子はなぜハリーの寮をスリザリンしようとしたのでしょうか？
それに対して組み分帽子がハリーの組み分けを始めると
「スリザリンは嫌だ・・スリザリンは嫌だ」とハリーが言っていたのはなぜ？
ハリーポッターで、スリザリンはなぜ悪者扱いなのでしょうか？
ハリーはなぜスリザリンが嫌だ？組み分け帽子の寮分けは？
魔法族の子供が通う秘密の学校＝ホグワーツは全寮制。
生徒の性格や知能レベル、価値観などを、魔法の帽子（組み分け帽子）が判断して、4つの寮に振り分けます。
組み分け帽子はなぜハリーの寮をスリザリンしようとしたのかというと、組み分け帽子は被った子供の適正と願望を汲んで寮へと振り分けます。親は関係ありません。
親がグリフィンドールでも子供がスリザリンに行くこともあれば、見た目も中身もそっくりの双子がレイブンクローとハッフルパフに分かれることもあります。
スリザリンは‘‘鋭敏・向上心・臨機応変・決断力・同胞愛’’が強い生徒が優先的に選ばれ、グリフィンドールは‘‘勇敢・騎士道・反骨心・度胸・大胆奔放’’な生徒が配属される傾向にあります。
主人公であるハリーは向上心と決断力と同族愛、勇敢さや反骨心といったスリザリンとグリフィンドール両方の資質を備えていました。
しかしグリフィンドールには「大いなる善のためなら大切なものすら犠牲にする強さ」が、スリザリンには「大切な人のためなら世界すら敵に回す強さ」が求められていました。
当時のハリーはダンブルドアの持つような善のためなら仲間すら殺すような冷酷さは持ち合わせていなかったので、仲間思いの面からややスリザリンの適正が上回ったのです。
しかしこれはあくまで適正の話で、組み分け帽子はそういった適正を見抜いたうえで本人がどこに所属したいかを提示してくれます。
「スリザリンは嫌だ・・スリザリンは嫌だ」とハリーが言っていたのはスリザリンを悪い寮と聞かされていたため。
スリザリンに選別される生徒は、狡猾で傲慢な、選民主義の差別主義者で、ハリー・ポッター・シリーズの中の悪役（ザコ・キャラ）の巣窟のような寮として描かれています。
組み分け帽子がその意見を尊重したことでグリフィンドールへと入れてあげたのです。
ハリーポッターで、なぜスリザリンが悪者扱いなのかというと、スリザリンは同族愛が暴走しがちな人が多く配属されやすく、それが純血主義と結び付いて闇の魔法使いとなるパターンが多いことから。
スリザリン寮には純血の名家の出身者も多く、純血主義の選民思想に染まっている傾向にあります。現状でもヴォルデモート政権（校長スネイプによる間接支配）を歓迎する向きが強いです。
またスリザリン寮にはマルフォイ家のように親がヴォルデモートの部下である子も多く所属しています。当然、悪しき教育を受けてる信用できない生徒たちです。
原作だとそのシーンで我が身可愛さに「ハリーを差し出せ！」と喚くスリザリン生もいたぐらいです。
しかしこれはそういう傾向が強いというだけで、スリザリンが悪の寮というわけではありません。実際ハッフルパフを除くどの寮からも闇の魔法使いは輩出されていますし、スリザリンから正義側の魔法使いが出てくることもあります。
まとめ：ハリーはなぜスリザリンが嫌だ？組み分け帽子の寮分けは？
組み分け帽子の寮分けでハリーはスリザリンに適性があるとされましたが、スリザリンの資質には向上心や自己肯定感があって、必ずしも闇の属性があるからスリザリンに振り分けられる訳じゃありません。
ただ、向上心や自己肯定で能力が高くなる裏返しとして他者を低く見たり弱者を蔑んだりするケースが多いから、結果として闇に堕ちたりする者も出てくる。
帽子はハリーの「自分の力を試したい」と言う思いを汲み取ってスリザリンに振り分けようとした。ハリーにはスリザリンの特性もあったんです。
しかしハリーは仲間意識が強くてもそれ以外の他者を蔑んだりするような感覚も無い。そのせいか直感的にスリザリンを拒絶し、帽子はそんなハリーの意思や勇敢さ等のグリフィンドール特性を尊重してグリフィンドールに振り分けた。
ちなみに、レイブンクローの特徴は‘‘賢明・創造力・孤高・独創性・受容’’で、知的探究心の強い子が入りやすいそうです。
しかし生徒同士切磋琢磨させる寮の性質故か結束は一番弱く、寮内のイジメが一番多いようです。
原作でもルーナが酷いイジメに合っていましたが、誰も助けてくれませんでした。
ハッフルパフは‘‘勤勉・忍耐・献身・慈愛・寛容’’を特徴としています。
作中では落ちこぼれの寮と揶揄されていましたがそんなことはなく、寧ろ選ばれた良識人しか入れない最も高難度な寮となっています。イジメも殆ど無く闇の魔法使いも輩出しない、ホグワーツ1の良心となっています。
原作ではネビルがグリフィンドールに入れないと諦めてハッフルパフに所属しようとしましたが、逆に帽子にハッフルパフに入る資格なんてないと突っぱねられました。
組み分帽子の組み分けでハリーが「スリザリンは嫌だ・・スリザリンは嫌だ」と言っていたのは、ロンがスリザリン寮のことを「闇の魔法使いを大勢出した寮」だと教えてくれたことが一つ。
組み分けが行われる大広間に入る前に、後にスリザリン生となるドラコ・マルフォイに会い, 「家柄」とか「友達を選べ」などと偉そうな口調で言われ、仲良くなったばかりのロンのことを馬鹿にされて悪い印象を持っていた。 その直後にドラコ・マルフォイがスリザリン寮に組み分けされたのを見たから、
そもそも、ロンドンのキングス・クロス駅で、ロンの母親に優しく親切に接してもらった上に、ホグワーツ特急の中で ロン・ウィーズリーと仲良くなり、 ロンがグリフィンドール寮に組み分けされたのを見た、そしてロンの兄たちがもグリフィンドール寮だと知ったから離れたくなかったのでしょう。
