ハリーポッター6巻「ハリー・ポッターと謎のプリンス」で登場した”R.A.B”とは誰?
ハリーポッターでrabは誰?
ハリーポッターでrabは誰なのかというと、シリウス・ブラックの弟で元デスイーターだったレギュラス・アルクトゥルス・ブラック(Regulus Arcturus Black)のことです。
ロケットを盗んだ直後、、パーセルタングを話せないので、分霊箱を開けることが出来ないまま亡者によって引きずり込まれてすでに亡くなっていますが、昔ヴォルデモート卿に仕えていた人物です。
ロケットはその後ブラック家に保管されていたのですが、それをマンダンガス・フレッチャーが盗み、アンブリッジに奪われ、ハリーが取り返そうとするというのが映画の流れです。
シリウスは不死鳥の騎士団でハリーに「弟はヴォルデモートの命で殺されたがあいつ自身の手にかかるまでもなかった」という趣旨の事を話していますが実はそれは間違いで、レギュラスがヴォルデモートの手下、つまりデスイーターになってしばらくした後にヴォルデモートが屋敷下僕妖精であるクリーチャーを貸してくれとレギュラスに頼みます。
その時はレギュラスは彼の事を崇拝していましたから主人の役に立てるチャンスとして、クリーチャーを送りだしますがヴォルデモートの目的は分霊箱を洞窟に隠してその守りを確かめるというものでした。
そこでクリーチャーは「守り」の毒薬を飲まされて苦しみトムは毒薬を飲んだクリーチャーは死ぬと思い、置き去りにしました。
しかしレギュラスの『役目を果たしたら帰って来い』という命令があったのでクリーチャーは妖精独自の魔法で普通の魔法使いの行う姿くらましでは破ることのできない魔法を破りグリモールド・プレイスに帰りレギュラスに事情を説明します。
これを聞いたレギュラスはクリーチャーの説明と分霊箱についてののほのめかすような主人の話とを結びつけて考えて正確に状況を判断し大事にしていたクリーチャーをこんな目に合わしたトムに一矢報いたいと考えます。
ある夜、クリーチャーにその洞窟に連れて行けと頼みそこで自ら毒薬を飲み自分が死んだらこの偽物と中のロケットを交換しろ、そして本物を破壊せよと言い残し果てます。
分霊箱をにせものと取り替えたのはレギュラスですが、レギュラスは誰にも知らせずにクリーチャーだけを伴って洞窟に行きました。また、洞窟に来たことは誰にも言わないようにクリーチャーに命じていました。
息子が行方不明になって嘆き悲しむブラック夫人に真相を打ち明けられず、クリーチャーが苦しんだことが、原作には書かれています。
したがって、洞窟のロケットがすり替えられたことを知っているのは、世界中にクリーチャーひとりでした。
クリーチャーはそれを実行し、ロケットを家に持ち帰って色々やってみましたが傷一つ付けられず・・。というところです。
要するにレギュラスは自分の妖精を虐げた主人に謀反を起こして手紙に「あなたがもう一度死ぬべき存在になることです」と記したわけです。