橋桁（橋げた）とは橋のどの部分にある部品になるのでしょうか？場所はどこ？
橋の中で橋桁（橋げた）はどんな役割があるのでしょうか？
橋桁（橋げた）とは橋のどの部分？
橋桁（橋げた）は、橋の上部構造の一部であり、橋の両端に設置される支点（しはん）と呼ばれる支持点によって支えられます。橋桁は、橋の幅を跨いで配置され、車両や歩行者などが橋を通行するための道路面や歩道を提供します。
イメージとしては、橋の上に道路があると考えてください。その道路を支えるために、橋桁が橋の上に横たわるように設置されています。橋桁は通常、長方形やトラス形状の鋼材やコンクリート製の梁（はり）です。
橋桁の役割はいくつかあります。まず、橋桁は通行する車両や歩行者の荷重を受け止め、その重さを支持点に伝えます。つまり、橋桁は道路面や歩道が崩れないように支える役割を果たしています。また、橋桁は橋の剛性（こうせい）を確保する役割も持っています。剛性とは、橋が変形しにくく、安定した状態を保つ性質のことです。橋桁の堅い構造が、橋の変形を抑え、安全な通行を可能にします。
橋桁は、橋の上に車や人が通るための道路面や歩道を提供するため、非常に重要な役割を果たしています。橋桁の設計は、橋の長さや幅、通行する車両の重さなどを考慮して行われます。橋桁の材料や形状は、その橋の用途や環境に応じて選ばれ、橋の耐荷重性能や耐久性を高めるために工夫されます。
橋の他の部分としては、橋脚や橋台などがあります。橋脚は橋桁を支える柱状の構造物であり、橋台は橋脚を支持する基礎の部分です。これらの構造部分も橋の安定性を確保するために重要ですが、橋桁は橋の上を通行する道路面や歩道を提供する主要な要素として特に重要です。
まとめ：橋桁（橋げた）とは橋のどの部分？
橋桁（橋げた）は、橋の主要な構造部分の一つです。橋桁は、橋の両端に設置される支点（しはん）と呼ばれる支持点によって支えられ、その間を横切るように架設されます。橋桁は、通常は長方形やトラス形状の鋼材やコンクリート製の梁であり、橋の上を通行する荷重を受ける主要な部分です。
橋桁は、橋の幅を跨いで配置され、車両や歩行者などが橋を通行するための道路面や歩道を提供します。また、橋の耐荷重性能や剛性を確保する役割も果たしています。橋桁は通常、主塔や橋脚に支持されるため、橋桁の設計は橋の構造や荷重に適合するようになされます。
なお、橋には他にも橋脚や橋台などの構造部分がありますが、橋桁はその中でも橋の上部構造に属する主要な要素です。
昔は橋が建立された時、橋脚に生きた人間を縛り付けてそのまま水没させて人身御供にすることがありました。
橋が奔流などで簡単に壊れたりしないことを願っての事です。
※伝説的な形で増幅されて伝わっている面が多く、実例はそんなには無い様です。
「橋柱に寵愛の童を立てた」というのは、寵童を人身御供（ひとみごくう）に差しだした意味です。
ちくま文庫『芥川龍之介全集２』の注釈では、
「架橋工事が難航した時、神意に背くためと恐れ、その礎の下に犠牲として埋めた人柱」
とあります。
これによると、
ここの「橋柱」とは、橋の工事がはかどらないので工事の無事完成を神に願うために生贄（いけにえ＝ここでは、生き埋め）にされた人のこと、のようです。
こういう生贄は一般的には「人柱」と言うようですが、
ここでは、橋（の完成）のための人柱ということで、「橋柱」と表現したのかも。
