畑正憲さんはなぜ「ムツゴロウ」と呼ばれているのですか?
畑正憲さんは「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」で知られていますが「ムツゴロウ」と呼ばれる由来は?
畑正憲なぜムツゴロウ?由来は?
畑正憲さんはなぜ「ムツゴロウ」と呼ばれているのかというと由来は顔がムツゴロウという魚に似ているからはなく、寝相、寝姿が似てた所からついた名前だそうです。
『ムツゴロウの少年記』という本の中に
「(略)その疲れがたまってくると、「さあ、倒れるぞ」と宣言して、三十時間ぐらいぶ続けで寝てしまうのである。その際私は、掛け布団をかいこみ、枕を胸の下に抱いているそうだ。丁度、穴の中から顔を出したムツゴロウという魚ににている---というのが仇名の由来である。(略)」
というエピソードが紹介されているそうです。
有明海の近くの生まれで、やせて色黒の風貌ゆえ、学習研究社映画部に勤めているときに付いたそうです。
まとめ:畑正憲なぜムツゴロウ?由来は?
ムツゴロウは、日本に生息する淡水魚の一種で、学名は”Carassius cuvieri”といいます。一般的に「鯉」と呼ばれることもありますが、鱗が細かく、体がやや細長い点が鯉とは異なります。
ムツゴロウは、全長30センチメートルほどになり、体色は灰褐色から薄黄色で、体側には黒い斑点があります。また、口が小さく、吻(ふん)が尖っているのが特徴です。淡水の湖沼や川などに生息し、食性は雑食で、植物や動物のプランクトン、昆虫などを食べます。
ムツゴロウは、日本では古くから食用としても利用されており、特に富山県や石川県などでは「鱒」と呼ばれ、郷土料理として親しまれています。また、観賞魚としても人気があり、日本国外でも飼育されています。
ムツゴロウ日本を代表する動物学者の一人であり、特に淡水魚の研究で知られる畑正憲さんの愛称でもあります。
畑さんは、動物や自然についてのエッセイや小説を書いていました。また、テレビ番組「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」に出演し、動物たちの生態や行動を紹介していました。
畑さんは、2023年4月5日に心筋梗塞により亡くなりました。
畑正憲(ムツゴロウ)プロフィール
畑正憲(ムツゴロウ)さんは1935年4月17日、福岡生まれ。
小学生時代は北満の大自然の中で育ち、その後、医者の父、助産婦の母と共に大分開拓団で過ごす。
その環境の中で「命」について常に考えさせられる生活を送る。
東京大大学院(動物生理学専攻)修了後、学研映画社に入社し、20本近い記録映画を手がけた。
その後作家として独立。
動物との共棲を目指して71年に北海道浜中町沖に浮かぶ無人島・嶮暮帰(けんぼっき)島に家族で移住
ヒグマ、犬、馬などと共に暮らし、72年に対岸の浜中町に「ムツゴロウ動物王国」をを開設した。
動物が増えて手狭になったため、79年に牧場部門を約60キロ離れた中標津町に移設。「ムツ牧場」とした。
テレビ「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」で世界中を旅し、様々な動物たちを見聞した。
2004年には、東京都あきる野市に「東京ムツゴロウ動物王国」を開園したが集客が伸びず、2年後に運営会社「グローカル21」が破綻、さらに1年後に閉園した。
作家だけには留まらず、映画監督、画家、ダイバー、棋士、草競馬騎手など、幅広く活躍している。77年に第25回菊池寛賞受賞