ドラマ「初恋の悪魔」が最終回を終えましたが、タイトルの意味は?
最終回にして渚(佐久間由衣さん)に思いを寄せていた小鳥(柄本佑さん)の距離が少し縮まったシーンが描かれましたがタイトルの意味するものは結局何だったのでしょうか?
初恋の悪魔(ドラマ)タイトルの意味は?
『初恋の悪魔』序盤のコメディから一転してシリアスに…願わくば別作品として観たかった【ネタバレあり】
序盤と終盤で、まるで別の作品を観ているようだった『初恋の悪魔』(日本テレビ系)。
林遣都と仲野太賀がダブル主演し、松岡茉優と柄本佑が主要キャストで名を連ねた本作が、9月24日に最終話を迎えた。
古くは『東京ラブストーリー』(1991年/フジテレビ系)を大ヒットさせ、近年は『カルテット』(2017年/TBS系)、『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021年/フジテレビ系)といった話題作を生み出している脚本家・坂元裕二氏の最新作である。
■【ネタバレあり】すべて計算された脚本だった
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0d026557ddea368dfbb479d1a24bead9ce1f951
ドラマ「初恋の悪魔」のタイトルの意味について、第八話(2022.9.10)で明らかになっていて、ネットでは「随分ダサいオチだったね」ということで話題になりました。
病気で余命僅かな元刑事の本城(兄、朝陽の同僚だった刑事)が、悠日に語っています。
「警察と言うのは家族です。雪松署長が親なのです。リサを射殺せよと言われ、それで親としての署長の命令を信じられなくなったら刑事ではいられません。お兄さんは、親に捨てられた子犬だったのです」、と。
朝陽は凶器(犯人が使ったとされるナイフ)の出所に不審を抱き、その裏側の真実を探り始め、それで雪松署長に殺されました。
生前の朝陽は「雪松署長は初恋の人。刑事の生き方を教えてくれた人」と本城に語っていました。
で、その翌日、朝陽は転落死。朝陽は「初恋の人」であった雪松署長にビル屋上から突き落とされ殺害されました。
「初恋の悪魔」とは、雪松署長のことなのでした。
ちなみに、初恋の悪魔8話ラスト近くで、鹿浜鈴之介が、署長にお茶を溢して、腕まくりをしたその腕をじっと見ていました。
第二の事件当夜、つまり、吉長圭人が殺害された夜、彼と思われる人物は、乗客(前客)を降ろした直後のタクシーにタイミング良く乗り込んだが、それを引き摺り下ろした男がいた。
タクシー運転手の証言では、引き摺り下ろされた男は吉長圭人に良く似ており、そして、引き摺り下ろした男の「左腕の肘に火傷の痕」があった。
この「左腕の肘に火傷の痕」の男が、淡野リサ以前に、第一の容疑者として浮上していた。
そういうことが当時の調書に記載されていた。だから、その「火傷痕」を確認する為、鈴之助は故意にお茶を零し、雪松署長の左肘を見た。で、「火傷痕」は無かった。
ただ署長の息子がおにぎりをつかむ手を見て傷があったから、ヤバイと思って星砂は逃げたのでしょう。