ジブリ映画「ハウルの動く城」でソフィーの未来で待ってての意味は?
ソフィは、ハウルの幼少期に、『未来で待ってて』と言っていましたが、ハウルはいつ、ソフィがその少女だと気づいたんでしょうか?
ハウルはその言葉が聞こえていて、ちゃんとソフィーが「あのソフィー」だと初めから分かっていたのでしょうか?
ソフィをナンパから助けたときには気づいていたんでしょうか?
ハウルの動く城「未来で待ってて」意味は?ソフィーが幼少期(過去)のハウルに
ジブリ映画「ハウルの動く城」ではハウルの過去をみたソフィーが過去から現代へ戻る際、少年ハウルに向かって、
「ハウル!カルシファー!私はソフィー!待ってて!私、きっと行くから!未来で待ってて!」
と言っています。
ハウルとソフィが昔からの知り合いみたいな場面が多く見られましたが、「ハウルの動く城」は「時をかける少女」のようにパラレルワールド的な状態です
ハウルは未来からきたソフィーに未来で待っていてと言われます
そしてハウルは魔法を学び、探したい物を探す指輪を作りソフィーを探します
物語冒頭でハウルはソフィーを見つけ「見つけたよ」と言います
この時のソフィーはハウルは魔法使いで女性の心を食べる噂しか知りません
そして、物語終盤でソフィーは過去のハウルに会って
未来で待っていて と言います
歩きながら、泣きながら「ハウルはずっと待っていてくれていた」と言います
そして現在に戻り恋が実った
というような状態で ソフィーはソフィー自身でハウルと昔から知っている関係となったのです
過去から現代への「未来で待ってる!」というソフィの言葉が映画冒頭の「やあ 探したよ」というハウルの言葉につながっているのだとしたら、ハウル少年はあの時、ちゃんとソフィーの声が聞こえていたのでしょう。
ソフィーが過去から戻る際「未来で待ってて」という姿をハウルは認識していて、その時からずっとハウルはソフィーを探していたのかもしれません。
冒頭の「やあ探したよ」は、この時念じたものの方向を示す指輪が光ります。
知人のふりをするためじゃなく本当に探していて見つけた、つまり偶然の出会いではなかったとも考えられます。
もちろん、カルシファーも憶えていると思われます。ソフィーだから城の中に入れたのでしょう。
カルシファーは自分の契約の事を人に話すことは出来ません。
ハウルがソフィーを憶えていたのに、知らんぷりをしていたように、カルシファーも同じく知らんぷりをしていたんだと思います。
まとめ:ハウルの動く城「未来で待ってて」意味は?ソフィーが幼少期(過去)のハウルに
映画「ハウルの動く城」の終盤でソフィーがハウルの過去に行く場面で、ソフィーがハウルとカルシファーに向けて
「私はソフィー、未来で待ってて!」
と言っています。
なのでハウルとしてはソフィーが好きという感情よりは、子供の頃に「待ってて」と言われた謎の人物的存在のソフィーを「探していた」のかもしれません。
荒れ地の魔女に見つかることをいつも怖がっていたハウル(自分の部屋をまじないのものでいっぱいにしたりとか)が、ソフィーの自己暗示を解くために、ソフィーの家に引っ越して若いころの気分にさせて若返らせようとしたり、荒れ地の魔女や敵に見つかっても頑張って闘ったり、逃げたりしなかったのは、ソフィーのためだったんです。