「変な家」は雨穴さんというオモコロ編集部に所属するライターによる書籍。
2018年に企画された「オモコロ杯」第5回で、優秀賞に! その後オモコロにスカウトされ加入していますが、「変な家」を考察!
重大なネタバレを含んでいるので、「変な家」を未読の方は注意をしてください。
変な家(雨穴)ネタバレ|あらすじ
YouTubeでなんと1000万回以上再生!
あの「【不動産ミステリー】変な家」にはさらなる続きがあった!!
謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋??間取りの謎をたどった先に見た、「事実」とは!?
知人が購入を検討している都内の中古一軒家。
開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に「謎の空間」が存在していた。
知り合いの設計士にその間取り図を見せると、この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が存在すると言う。
間取りの謎をたどった先に見たものとは……。
不可解な間取りの真相は!?
突如消えた「元住人」は一体何者!?
本書で全ての謎が解き明かされる!
変な家(雨穴)ネタバレ考察・実話?
雨穴さんの「変な家」は簡潔にまとめると、あの家は『命を奪うための家だった』ということになります。
・1階には客間があることから頻繁に客人があったことが分かる。
・1階のリビングの壁内部に謎の空間がある。
・1階と2階の間取りを重ねて見ると、壁内部の謎の空間が2階の子供部屋の棚(2つある内の1つ)の下と、同じく2階の浴室を繋げていることが分かる。
・このことから、子供部屋の棚の下の通路を通って子供が浴室に行き、浴室にいる無防備なターゲットを〇していたと推測できる。
・子供部屋にはもう1つ棚があるがそこの下には物置と物置に繋がるガレージがある。
・よって、浴室でバラバラにした死体を子供部屋を通じて物置に運んでいたと考えられる。
・この家には異常な数の窓があり、このような多数の窓を設置する理由は、「こんなに窓の多い家で殺〇が行われているわけが無い」という心理を引き出すための工作であると考えられる。
・家の周囲には自然が多いため、死体の処理に最適である。
様々な間取り図から読み取れる情報を元に「殺人事件があったのではないか?」と推理していく。
“家”そのものが“殺人装置”のような謎に満ちていて最終章では、悪しき因習に運命を狂わされた哀れな一族の話でした
「変な家」は実話なのかというと、間取りはどうやら建築基準法に照らし合わせると違反している個所がいくつかあるようなので、フィクションだと考えて良さそうです。