変な家2の「再生のつどい（カルト宗教団体）」について、ヤエコの娘はなぜ解散したのでしょうか？
「再生のつどい」を立ち上げた理由が”母・ヤエコへの復讐”が目的だったのなら、なぜ彼女は解散を許可したのでしょうか？
ヤエコが死ぬまで見世物にして、死んだ後も教団のシンボルとして残して見世物にし続けなかった理由は？
変な家2｜再生のつどいはなぜ解散？ヤエコの娘の母への復讐は？
変な家2の「再生のつどい」について、ヤエコの娘はなぜ解散したのかというと、娘にとって教団の存在がヤエコ殺害に邪魔だったからです。
96年の倉庫増築時から娘はヤエコの意図に気付いており、そのような本懐を遂げさせる訳には行かなかったので、機を見て殺害を計画。
そして、教主の死亡となれば耳目が集まり足が着くので、まずは雲隠れをさせ、熱りを冷ます必要がありました。
求心力抑制からの解散の段取りに3年掛けたということです。
変な家2で再生のつどい解散はヒクラハウスの経営回復？
他にも、時代とともに「再生のつどい」を信仰する人がいなくなり、ヤエコの孫、つまりヤエコの娘の息子である明永(ミツコの兄)がヒクラハウスの跡取りとして歩み始めたタイミングが重なったのもあるかもしれません。
ちなみに、最後にミツコの口から語られる緋倉家の料理人「新井さん」。彼は唯一ヤエコの娘と対等な関係でいることができた人だったとのことです。彼からヤエコの娘に「復讐なんてもうよせ、子供達が悲しむぞ」みたいな口添えもあったのかもしれません。お絹さん、ヤエコの血を引いている娘ですからヤエコの娘も新井さんとの子供を身籠り、緋倉との子供と偽って育てていた可能性もあります
変な家2｜登場人物
■雨穴
主人公。フリーライター。『変な家』出版後、よく変な家の相談が寄せられるようになる。
■栗原
設計士。ホラーやミステリー愛好家。雨穴の相談相手。
■ヤエコ
かつて、宗教の御神体として活動していた。左腕と右脚がない。
■ヤエコの娘
名前は不明。幼いころから性的虐待を受けている。ミツキの母。
■ミツコ（美津子）
ヤエコの孫。ヒクラ家のお嬢様。
■明永
ミツコの兄。ヒクラハウスの跡取り
■シオリ
ミツコの友達。貧しい。
