雛人形は雛祭りが終わったら、すぐに人形を片付けないと
婚期が遅れる
行き遅れる
結婚できない
と言われていますが、地域によっては片付けるまでの間、雛人形を裏返し(裏向け)にする、つまり体ごとクルッと後ろ向きにさせる習慣があるようです。
雛人形は裏返し(裏向ける)?
雛祭りが終わったらすぐに雛人形をしまわないと「早く片付けないと嫁に行き遅れる」というのは「片づけもできないような子は嫁のもらいてがないぞ」という意味です
雛人形を裏返し(裏向ける)にすることに関して、中部地方では、地域にもよりますがすぐ片付けられない時は後ろ向きにしますね
「ひな祭りはおわり」「片づけた」としているようです
また天気によっては雨だと湿気を大敵とする雛人形の片付け日和ではありません。
人形は晴れて乾燥した日にしっかりと陰干し、埃を掃ってしまわないと、カビや虫喰いの原因になります
すぐにしまえない時、後ろ向きにするのは、もう雛祭りはおしまい、を表し、お雛様をねぎらい箱に入る前に仮に眠っていていただくという意味もあるようです。
雛人形を一年中飾るのは?
雛人形を一年中飾るのはいけないといった風潮については、折り紙や千代紙で、お内裏様を作り、1年間飾って、子供の厄を背負っていただき、次の年の節句に川に流す流しびなと言うのがあるそうです。
流し雛も1年程飾ったものを川に流し、また新しいものを飾って流すと繰り返したそうです。
1年とまでいかなくても一定期間飾って厄をとっていただき流すという風習だと思います。
飯能の丹生神社では享保雛という雛人形が御神体として祀られてる神社です。
1年どころか約300年飾られてます。
ちなみに、羽子板は年中出していても問題ありません。
飾り場所に困るようでしたら雛祭りの時期だけ飾られてもよろしいと思います。