秘書検定とは、社会に出て働く上で必要とされる基本的な常識を身につけることができる試験です。
秘書検定2級では、市販の参考書や問題集の問題はそのまま流用されるケースも珍しくないため、市販の問題演習をきちんと行えば独学でも合格しやすい資格です。
2021年の第124回秘書検定(一次筆記試験)は下記のような日程・内容で行われました。
■秘書検定の日程・時間
2021年6月13日(日)
3級 11:50-13:50(120分)
2級 14:50-17:00(130分)
準1級 11:50-14:10(140分)
1級 14:50-17:20(150分)
■秘書検定の出題範囲・問題数
3級と2級は筆記試験のみ、準1級と1級は筆記試験に加えて面接試験も行います。
3級 基本的なビジネスマナーや常識が問われる入門的な級です。
2級 仕事を進める上での業務の優先順位づけや効率よい業務の進め方などについて問われます。
準1級 上司からの相談や後輩指導を行うことなど、業務内での判断力や対応力を問う問題が出題されます。
1級 上司の仕事内容を理解し、秘書としてやるべきことを判断する力や、上司が仕事を円滑に進められるように事前に準備を整えておく力が求められます。
試験内容は「理論」と「実技」の2つ
【理論】
(1)(秘書に)必要とされる資質 12問
(2)職務知識 5問
(3)一般知識 5問
(1)(秘書に)必要とされる資質
上司の身の回りの雑務や仕事のサポートをするための判断力、先読みして仕事の準備をするための洞察力や機転を利かせる行動力などの資質を問われます。また、身だしなみや良識などの自身の性格を問うこともあります。
(2)職務知識
上司の留守を預かる際に、『事前に上司から確認しておくべきことは何か、上司の仕事を手伝う際に秘書としての役割は何か』など、秘書特有の仕事の仕方について問われます。
(3)一般知識
上司やその周りの人が話す話題を理解するために、社会常識や時事問題について問われます。上司の仕事をサポートするために知っておくべき、経営管理に関する初歩的な知識も問われます。
【実技】
(1)マナー、接遇 12問
(2)技能 10問
(1)マナー、接遇
対人関係を構築する上での基本的な知識、目上の人と接するためのビジネスマナーや言葉遣いなどが問われます。また、来客の対応や冠婚葬祭のマナーなど秘書として必要な知識も問われます。
(2)技能
ビジネスの場で必要な文書、ファイリング、事務用品、会議などについての基本的な知識・用語が問われます。また、オフィスの環境整備についての常識も出題されます。
秘書検定解答速報2021
2021年の秘書検定は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
twitterのハッシュタグ「#秘書検定解答速報」
5ch
「資格のTAC」や「資格の大原」「LEC東京リーガルマインド」などでは秘書検定の解答速報は発表していないようです。
twitterのハッシュタグでは他にも「#秘書検定」や「#秘書検定2級解答速報」「#秘書検定3級解答速報」などで解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
秘書検定の合格率,合格基準は?
試験内容は「理論」と「実技」の2つそれぞれ、60%以上正答すれば合格です。
理論が59%正解で実技が100%正解でも不合格です。逆に理論が100%で実技が59%でも不合格です。
秘書検定2級は1問当たりの配点を具体的に発表していません。
■1級
実施年 受験者数 合格者数 合格率
2020年 1,084 325 30.0%
2019年 2,031 555 27.3%
2018年 2,163 497 23.0%
■準1級
実施年 受験者数 合格者数 合格率
2020年 4,857 1,936 39.9%
2019年 9,377 3,936 27.3%
2018年 9,947 4,030 40.5%
■2級
実施年 受験者数 合格者数 合格率
2020年 50,313 30,546 60.7%
2019年 73,824 41,977 56.9%
2018年 78,301 43,404 55.4%
■3級
実施年 受験者数 合格者数 合格率
2020年 29,571 22,785 77.1%
2019年 38,785 29,816 76.9%
2018年 40,769 23,642 58.0%
秘書検定の難易度,受験生感想まとめ
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