微笑みデブとは？
映画「フルメタルジャケット」に出てくるキャラクターのようですが元ネタはレナード・ローレンス二等兵？
微笑みデブとは？元ネタはフルメタルジャケット？
微笑みデブは、スタンリー・キューブリック監督の映画「フルメタルジャケット」に登場するレナード・ローレンス二等兵のニックネームです。彼は、太っていて、いつも笑っているような顔をしていることから、ハートマン軍曹にこのニックネームをつけたものです。
微笑みデブは、海兵隊の訓練に最初はついていけず、仲間を引っ張ることもありました。しかし、ある日、仲間から石鹸制裁を受け、そのことがきっかけで、彼は変わったのです。彼は、動きが機敏になり、射撃の才能を開花させました。しかし、彼の精神は徐々に異常をきたし、最終的には、ハートマン軍曹を撃ち殺し、自殺してしまいます。
微笑みデブは、狂気と悲しみを体現したキャラクターです。彼の死は、戦争の残酷さを象徴しています。
微笑みデブ（レナード・ローレンス二等兵）とは？
レナード・ローレンス二等兵は映画『フルメタルジャケット』に登場するキャラクター。
物語の中で、ハートマン軍曹は新兵たちと一緒に過ごす八週間の訓練期間中、彼らに親しみを持って呼ぶための愛称を付けていきます。
レナード・ローレンスの場合、彼のぽっちゃりした体型と顔の緩んだ表情から、「微笑みデブ」の愛称が付けられました。
彼は非常に不器用で、生活能力に欠けるため、鈍臭く靴紐さえ自分で結ぶことができません。
最初の頃は訓練についていけず、ハートマン軍曹に怒られる日々が続きました。
しかし、主人公のジェイムズ・T・デイヴィス（あだ名：ジョーカー）が彼の面倒を見ることになり、少しずつ成長を見せるようになりました。しかし、ある時、彼が兵舎にドーナツを持ち込んでいることがハートマン軍曹にばれてしまいます。
以降、ハートマン軍曹は微笑みデブを叱咤することをやめ、代わりに彼以外の全員が連帯責任として罰を受けるという精神的な制裁を課します。
物語はその後も悲惨な状況が続き、微笑みデブは追い込まれていきます。ジョーカーは彼を励まし続けますが、同期の訓練生たちは彼に対して恨みを募らせ、ついには夜中に微笑みデブをベッドに拘束し、リンチを行います。ジョーカーも強制されて参加せざるを得ませんでした。
微笑みデブは信じていたものに裏切られ、状態がおかしくなってしまいます。彼はハートマン軍曹が教えた「銃に名前を付けて恋人にする」という言葉を真に受け、銃の整備中に愛おしそうに話し続けます。
ジョーカーは彼の様子を見て、「彼はもう限界だ」「病気除隊も可能だ」と同期に話しますが、微笑みデブは射撃
の才能を開花させ、ハートマン軍曹も彼を認める模範的な兵士に変わっていきました。
卒業後、微笑みデブは0300歩兵隊に配属される予定でした。しかし、訓練所を離れる直前の夜、ジョーカーの前に現れた彼はM14自動小銃に『完全被甲弾（フルメタル・ジャケット）』を装填し、意味のない行動や言動を繰り返しました。ハートマン軍曹が彼を止めるために命令を出しても無視し、ジョーカーを射殺した後、自らも銃口を口にくわえて引き金を引きました。
ハートマン軍曹からはよく叱責され、怒鳴られていましたが、彼は目の敵にされていたわけではありません。実際に、彼には特別な関心が寄せられ、彼が射撃の才能を開花させた時には「やっとお前の取り柄を見つけた」と褒められる場面もありました。
