ほととぎすの漢字なぜ多い?不如帰・時鳥・杜鵑の由来は鳴き声?

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ホトトギスにはいろんな漢字ありますがなぜたくさんあるんでしょうか?

ホトトギスのことを漢字で「不如帰」とも書きますが、これはどういう意味なのでしょうか?

時鳥・子規・杜鵑・不如帰・郭公は?

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ほととぎすの漢字なぜ多い?由来は鳴き声?

ホトトギスの漢字表記の多さは、いくつかの理由があります。

ホトトギスが日本では古くから親しまれている鳥だから
ホトトギスの鳴き声が独特だから
ホトトギスが渡り鳥だから

このように、ホトトギスの漢字表記の多さは、ホトトギスが日本の文化や自然と深く関わってきた鳥であることの証と言えるでしょう。

ホトトギスが日本では古くから親しまれている鳥だから

1つ目の理由は、ホトトギスが日本では古くから親しまれている鳥だからです。
古くから詩歌に詠まれ、民謡や昔話にも登場してきました。そのため、多くの漢字表記が使われてきました。

日本では古来から詩歌に詠われることも数多く

○ 万葉集、480首中、153首
○ 古今和歌集 43首
○ 後撰和歌集 38首
○ 拾遺和歌集 41首
○ 夫木和歌抄 248首

万葉集では153首にも登場し、主に「霍公鳥」や「霍公」の漢字表記。
【大伴家持(おおとものやかもち)が詠んだ歌が多い。】

古今和歌集では「山郭公」「郭公」での漢字表記が目立ちます。

ホトトギスの鳴き声が独特だから

2つ目の理由は、ホトトギスの鳴き声が独特だからです。
ホトトギスは、朝夕に「ホーホケキョ」と鳴きます。この鳴き声は、日本語の「時鳥」という言葉の語源にもなっています。また、ホトトギスの鳴き声は、中国の伝説にも影響を与えています。中国の伝説によると、ホトトギスは、古代の蜀国の帝王だった杜宇の魂が変化した鳥とされています。杜宇は、故郷を追われ、彷徨いながら「不如帰(帰るにしかず)」と泣き続けました。この伝説から、ホトトギスは「杜宇」「蜀魂」「不如帰」などの漢字表記で呼ばれるようになったと考えられます。

ホトトギスが渡り鳥だから

3つ目の理由は、ホトトギスが渡り鳥だからです。

ホトトギスは、春に日本に渡来し、秋に中国や朝鮮半島へ帰ります。そのため、ホトトギスの渡来は、春の訪れと田植えの始まりを告げるものとして、古くから日本人に親しまれています。また、ホトトギスが渡来する5月初めは、ちょうど新緑の季節にあたります。そのため、ホトトギスは「田鵑」「山郭公」などの漢字表記で呼ばれるようになり、田植えや新緑の季節を象徴する鳥としても親しまれています。

ほととぎすの漢字|不如帰の意味は?

古代中国の蜀(三国志の蜀では無い)に望帝と言う皇帝がおり不品行のため退位させられて復位を望んだが叶えられず失意の内に亡くなり、「ホトトギス」と化して「不如帰去」(帰ることが出来ない)と「血を吐くまで」鳴き続けたと言う故事に由来するようです。「不如帰」は「去」を略したと言われています。ホトトギスは漢字名が沢山あり「杜鵑」「時鳥」「子規」「郭公」「不如帰」「杜魂」「蜀魂」この内、4つが前記の故事に由来しています。田植えの時期になくので「時鳥」「田植鳥」とも書かれますけど・・・。因みに望帝は本名は「杜宇」です。

ほととぎすの漢字|時鳥の意味は?

「時鳥(じちょう)」とは、本来は「その時節柄になると鳴く鳥」という意味であり、そこから転じて今では「ほぼホトトギス限定」で使われるようになりました。
ですから現代でも「なぜ時鳥(じちょう)をホトトギスと読むのか」といった文章で使われることはあり得ます。
あるいは「時鳥(じちょう)としてのホトトギスの異名(いみょう)には『時津鳥』の表記もある」なども。

まとめ:ほととぎすの漢字なぜ多い?不如帰・時鳥・杜鵑の由来は鳴き声?

ほととぎすという鳥は、日本で古くから親しまれていて、そのためにたくさんの漢字表記があるんだよ。時鳥や不如帰など、たくさんの名前があるんだよ。

ほととぎすの異なる漢字の表記がたくさんあるのは、その歴史や伝説が関係しているんだ。中国の伝説に基づく異名もあるんだよ。古代の中国の蜀国の帝王だった杜宇が、故郷を離れて彷徨っているうちにホトトギスになったという話もあるんだよ。そのため、ホトトギスは「不如帰(帰るにしかず)」と鳴いているとされているんだ。

日本ではほととぎすは古くから詩や歌に詠まれていて、万葉集や古今和歌集などにもたくさん登場しているんだよ。たとえば万葉集では、153首も登場しているんだよ。古今和歌集でも登場していて、異なる漢字の表記が使われていることもあるんだ。

また、面白いことに、江戸時代の川柳と呼ばれる短い詩でも、ホトトギスの漢字表記が違っていることがあるんだ。それは、その詩の中で有名な歴史上の人物の性格を表現するために使われているんだよ。

ホトトギスは渡り鳥で、5月初めに渡ってくることが多いんだ。その頃はちょうど田植えの時期で、昔の日本人はホトトギスの鳴き声を聞いて田植えを始めるタイミングを知っていたんだよ。だから、ホトトギスは日本の文化や農作業とも深く結びついているんだ。

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