ドラマ「漂着者」ではヘミングウェイと名付けられた正体不明の男性が、記憶喪失となっているにもかかわらず、まるで未来を予知したかのように事件の真相を暴いていくというミステリー。
ヘミングウェイの正体は誰なのか？
漂着者(ドラマ)ヘミングウェイの正体ネタバレ！
ヘミングウェイとは斎藤工さん演じるドラマ「漂着者」のいわば主人公。
新潟のとある海岸に全裸で漂着した記憶喪失の男性で、女子高生3人組にによって発見されました。
SNSですぐに拡散されると「勝者には何もやるな」という言葉を発していたことから『ヘミングウェイ』と呼ばれるようになりますが、予知能力らしきものをもっており、世間を騒がせている事件を解決に導いていきます。
ヘミングウェイとはいったい何者なのか？国籍は日本人なのか？なぜ予知能力といえるような能力を持っているのか？
放送前の考察では予知能力とみられるのは鋭いプロファイリングによるものかもしくは、ヘミングウェイ自身が事件に関与していたからこそ誰も知りえない情報を知っていた可能性が考えられそうですね。
ヘミングウェイの正体についてはおそらくは、最終回までネタバレすることはなさそうです。
というのも、脚本の秋元康さんは2019年のドラマ「あなたの番です」では事件の犯人（黒幕）については最終回でとうとう明らかになったものの、犯行の動機などについては実は明らかにされず視聴者からモヤモヤが残ることになりました。
同じくスペシャルドラマ「リモートで殺される」でもやはり犯人は前田敦子演じる佳代子ということが最終回ではんめいしたものの、犯行の動機などについては実は明らかにされず視聴者にとっては不満の残る結末となっています。
ここでは参考に、ドラマ「あなたの番です」についてネタバレぎりぎりまで犯人について紹介していきます。
交換殺人ゲームが行われていたマンションで起きてしまった一連の不可解な殺人事件の最大の黒幕、手塚翔太(田中圭)の嫁・手塚菜奈(原田知世)を殺害した犯人は、共に犯人探しをしていたはずの黒島沙和（西野七瀬）。
黒島沙和は実は脳に問題があって殺人を楽しむサイコパスだったことがわかります。
最終回では激高した翔太から「お前は何がしたいんだ！」という怒りの叫びに対して、黒島沙和は「もっともっと人を殺したくて…でもダメなコトっていうのはわかってるんで、誰か止めてっていう…」と悪びれるそぶりもなく、あっけらかんと返答。
さらに黒島沙和は自身の衝動について「好きなの！ 人を殺すことが！ 止められないの！」と翔太に打ち明けると「誰かを殺すことを考えると身体の奥の方から力が湧いてくる！」と告白するのでした。
交換殺人ゲームによる一連の殺人事件の多くに実は黒島沙和が深くかかわったいたことも次々と明らかになっていきますが、視聴者にとってもっとも衝撃的だったのは、おそらく黒島沙和が同じマンションに住む赤池幸子ばあちゃんの孫だったこと。
黒島沙和は赤池幸子の結婚した旦那が他所で作った子供の娘で、どうやら赤池幸子は黒島沙和の異常な性格を知っていたようです。
赤池幸子は息子の嫁・美里とはあまり関係は良好ではなく交換殺人ゲームでが殺したい人の名前に「赤池幸子」と書かれたことも察知します。
先手を打って逆襲するため、孫で殺人癖がある黒島を使って夫の吾朗とともにナイフで首を切って殺害させたのでした。
そもそもマンションの管理人で最初の被害者となった床島に住民会で交換殺人ゲームの話を持ち出すように仕向けたのも、赤池幸子の遺産を狙う美里の発案。
美里も黒島沙和が赤池幸子と血縁関係にあることは知っていたようで黒島に「自分の誕生日のサプライズ」と称して幸子の殺害に協力させ、遺産を山分けする計画を持ち掛けていましたが、結果的にミイラ取りがミイラになりました。
黒島沙和により夫の吾朗と共に笑気ガスを吸入された挙げ句に殺されてしまうが、それが交換殺人ゲームで黒島が「赤池美里」と書かれた紙を引いたことによるものだと知らない美里は「黒島が自分にサプライズを仕掛けた」と思い込んだまま死んでいくのでした。
赤池幸子はその後、息子夫婦が無残な死を受けて精神に異常をきたし痴ほう症を患ったとしてマンションから退去。病院に移って療養を受けることになりますが、これも病気を装っているだけでした。
最終回では、車いすに乗った赤池幸子が屋上から飛び降りる様子も見られましたが、赤池幸子は自殺を図ったわけではなくどうやら殺害されたようです。
赤池幸子を殺害した人物が江藤祐樹で、すでに「すべての遺産を江藤祐樹に遺贈する」と記された遺言公正証書を赤池幸子ばあちゃんに書かせていたことから、殺害に及びました。
連続殺人ゲームの勝利者は結局、江藤祐樹ただ1人でした。
