イチケイのカラスとはどういう意味?
「イチケイのカラス」は『モーニング』で連載されていたマンガ。
2021年4月には竹野内豊が入間みちお役で主演フジテレビの月曜9時枠で実写ドラマ化されましたが「イチケイのカラス」の意味は?
イチケイのカラスの意味は?
鮮やかに描かれる“正義のグラデーション”傑作リーガルエンターテイメント!映画『イチケイのカラス』
竹野内豊さんと黒木華さん主演の映画『イチケイのカラス』。
漫画からドラマ化した作品で、筆者は原作読者だったので、主要な登場人物の大胆なキャラ設定のコンバートに「ついていけるのか?」と、不安があり手を付けられずにいたのですが、今回映画化されたということで、重い腰を上げて観てきました。面白かった!ボロボロ泣いた!
竹野内さん演じる裁判官、入間みちおは原作では、見た目も全然冴えない変わり者のクセ者なんですが、これをイケメンにしながらしっかり原作のDNAを受け継いだ人物に描かれていたことにまず感動。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0eec54c0185fe18e4030eb127ce679b9882b35dd
イチケイのカラスかというと、まず「イチケイ」は第1刑事部のことです。
カラスについては、具体的にこれという指摘はありませんが、ヤタガラス(八咫烏)がモチーフになっているのかもしれません。
裁判官がきている法服の色・黒は花嫁の白無垢とは逆の意味で何色にも染まらない色であり、公平さを表しています。
そして、ヤタガラスは足が3本あり、神武天皇を大和の橿原まで先導した存在であり、導きの神として信仰があります。
部屋に飾ってあったカラスの絵は、足が3本あるヤタガラスのようなので、裁判官として、法により人々を導く存在となれ、ということではないでしょうか。
ちなみに、3本の足は、それぞれ天・地・人をあらわし、太陽の下に神様と自然と人が血を分けた兄弟であるということを示しています。
イチケイのカラス(ドラマ)あらすじ
■第1話
みちお(竹野内豊)と坂間(黒木華)が初めてタッグを組むことになる案件は、大学生の男が衆院議員を殴りつけ全治1ヶ月のけがを負わせ起訴された傷害事件。このささいな案件をわざわざ合議制で扱う必要はないと反発する坂間だったが、第1回公判で被告が「正当防衛だった」と急きょ主張したことを発端に、真相を確かめるべく、みちおと共に裁判官主導の現場検証を行うことになる。
イチケイのカラス(ドラマ)キャスト・スタッフ
■キャスト
入間みちお 竹野内 豊
坂間千鶴 黒木 華
石倉文太 新田 真剣佑
井出伊織 山崎 育三郎
浜谷澪 桜井 ユキ
一ノ瀬糸子 水谷 果穂
川添博司 中村 梅雀
城島怜治 升 毅
日高亜紀 草刈 民代
駒沢義男 小日向 文世
■スタッフ
〇原作
浅見理都
「イチケイのカラス」(講談社モーニングKC刊)
〇脚本
浜田秀哉
(『絶対零度』シリーズ、『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』他)
〇音楽
服部隆之
〇主題歌
Starlight/WGB(和楽器バンド)
〇プロデュース
後藤博幸
(『SUITS/スーツ』シリーズ、『ほんとにあった怖い話』シリーズ他)
有賀 聡
(ケイファクトリー)(『カンナさーん!』、『初めて恋をした日に読む話』他)
橋爪駿輝
(『嫌われる勇気』、『ペンション・恋は桃色』他)
〇編成企画
高田雄貴
(『刑事ゆがみ』、『黄昏流星群』他)
〇演出
田中 亮
(『コンフィデンスマンJP』、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』他)
星野和成
(『チーム・バチスタ』、『SUITS/スーツ2』他)
森脇智延
(『SUITS/スーツ』シリーズ、『ほんとにあった怖い話』シリーズ他)
並木道子
(『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、『モトカレマニア』他)
〇制作協力
ケイファクトリー
制作・著作
フジテレビ第一制作室
まとめ:イチケイのカラスの意味
イチケイのカラスには、以下の2つの意味があると考えられます。
なお、イチケイとは、東京地方裁判所第3支部第1刑事部のことです。
裁判官の公平さを表す
裁判官の制服は黒色で、これは公平さを表す色とされています。カラスも黒色の鳥であり、裁判官の制服と共通する点があります。そのため、イチケイのカラスには、裁判官の公平さを表すという意味があると考えられます。
裁判官の導きの役割を表す
ヤタガラスは、神武天皇を大和の橿原まで導いた存在として知られています。そのため、ヤタガラスは導きの神として信仰されています。イチケイのカラスの中には、足が3本のものがあります。これは、ヤタガラスを象徴するものと考えられます。そのため、イチケイのカラスには、裁判官として、法により人々を導く存在となれ、というという意味があると考えられます。