いくたびも雪の深さを尋ねけりの感想・情景・意味は?

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「いくたびも雪の深さを尋ねけり」は正岡子規の俳句。

どんな情景が詠まれた句なのでしょうか?季語や表現技法は?

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いくたびも雪の深さを尋ねけりの情景・意味は?

正岡子規の俳句「いくたびも雪の深さを尋ねけり」の意味は

「幾度も幾度も外に降る大雪のつもり具合(雪の深さ)を尋ねてしまったよ。」

といった解釈になります。

この句は,病床にある正岡子規(結核)が外で降っている大雪の降り積もった深さを幾度も家の人に訪ねるというものです。

本来,心楽しいはずの雪ですが,脊椎カリエスという病で立つことも起き上がることもままならず,自分の力で見ることが難しくなった外の世界が気になるもどかしさでしょう。

何度も家の人に雪がどれくらい積もったのかを尋ねてしまいます。

病気のために自分で自由に起き上がって見ることのできないそのもどかしさをこの俳句にしたためています。

いくたびも雪の深さを尋ねけりの表現技法・季語・句切れは?

「いくたびも雪の深さを尋ねけり」では「けり」が「切れ字」です。

したがって,「尋ねけり」が「感動の中心」で「尋ねてしまったなあ」という深い感動と家人に迷惑をかけてしまった思いを表します。

「切れ字」とは,「~や,~かな,~けり,~よ,~ぞ」で訳す際は,「ああ,~だなあ」とし,「しみじみとした深い感動を表す」と覚えておくと良いでしょう。

季語は「雪」で,冬の季語です。

いくたびも雪の深さを尋ねけりの感想は?

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