「今際の国のアリス」ハートのジャックの『どくぼう』のルール解説
チシヤが挑んだハートのジャックの『どくぼう』のクリア条件はジャックが死ぬ事ですがもし、最後に生き残った人数がジャックを含む2名だった場合どうなっていた?
最後にチシヤ、ヤバ、バンダが生き残り、ハートのジャックを仕留めますが、ハートのジャックの正体は誰?
ゲームから降りてどくぼうで平和に半年や一年過ごすと言っていたグループがありましたが、1時間に一回マークの確認をしなきゃいけないから寝られないので無理がある?
【今際の国のアリス】どくぼうルール・ネタバレ解説
装着した自分の首輪の後ろに書かれているものが、ハート、ダイヤ、スペード、クラブのどれかを、制限時間1時間の最後の5分で、それぞれ独房に入り答えるゲームです。
毎回マークは書き換えられ、間違える、答えない=ゲームオーバーで、紛れているハートのJ(主催者)がゲームオーバーになれば、残っている他の人はゲームクリア、最後の2人のうちの1人がハートのJであれば、チャレンジャーがゲームオーバー、その他に細かいルールは次のとおり。
エントリー数は20人ちょうどで、参加者は首輪を装着する。「げぇむすたぁと」と同時に首輪の背中側にトランプのマークが現れ、他の参加者のマークを見ることはできるが、自分のマークを見ることはできない。
制限時間は1時間。終了5分前になると「どくぼう」の鍵がロックされるため、その前に1人ずつ「どくぼう」に入り、口頭で自分の首輪のマークを回答する。
誤答、無回答の参加者は首輪が爆発して「げぇむおおばぁ」。「げぇむくりあ」条件が満たされない場合、正答した参加者の首輪のマークが入れ替えられて同様の工程を繰り返す(4つのマークからランダムに決定するため毎回違うマークとは限らない)。
光の反射による自分のマークの確認を防ぐために「ぷれいやぁ」は貴金属の持ち込みを禁止されている他、会場からは鏡の替わりとなり得る物が徹底して排除されているため、自分のマークを知るには参加者同士で互いのマークを教えあうしかないが、嘘のマークを信じ込んでしまえば誤答によって「げぇむおおばぁ」となる。
また、禁止事項として「ロック時に、同じ「どくぼう」に2人以上でいる」「他者の「どくぼう」への入室を妨害する」「他者を(殺害、拘束等で)自力で回答できない状態にする」のいう3点が挙げられ、監視カメラでこれらの禁止行為を見咎められた参加者も即「げぇむおおばぁ」。
チシヤがハートのジャックをクリアしましたが本当にチシャは1/2の確率を当てただけです。
原作ではチシャは『どくぼう』に参加せず、ヤバとバンダをメインに物語が進んでいるので仕方ない演出だったのかもしれません
【今際の国のアリス】どくぼう・ハートのジャック 正体は誰?
「どくぼう」でハートのジャックは「ハートの10」の「まじょ」同様に参加者の中に紛れ込んでおり、ハートのジャックが「げぇむおおばぁ」になると、生き残っていた参加者全員が「げぇむくりあ」。
残り参加者が2人以下となりハートのジャックが誰か確定すると、ハートのジャック唯1人が「げぇむくりあ」。
なお、会場には半年?1年分の食糧が備蓄されており、更にこの「げぇむ」中は「びざ」が減らなくなるため、月単位の長期戦を行うことも理屈のうえでは不可能ではない。
「ぷれいやぁ」側は参加者が2人まで減る前にハートのジャックを殺さなければならないが、ハートのジャックを見分けるヒントは一切用意されていないため、「いかに相手を信用するか」そして「いかに相手を信用させるか」が問われる。
原作のハートのジャックは義眼モニターを持ち込みカンニングをしています。ですから、彼は嘘を教えられようと常に正解し続けることができます。
クライマックスの裁判シーンで、タルト盗難事件の被告として登場するものん、重要といえば重要なのでしょうが、それほど目立つ登場人物ではありません。
ちなみに、トランプのジャックは「近衛隊長」という意味です。
そして、ハートのジャックのモデルは「エティエンヌ・ド・ヴィニョル」(別名「ラ・イル」)です。
彼は百年戦争で、ジャンヌ・ダルクの戦友として活躍した武将です。
あだ名の「ラ・イル」は「憤怒」の意味で、怒りっぽい性格だったそうです。