稲荷祭り神隠し|夏祭り男女2人の都市伝説の元ネタ#世界の何だコレ!?ミステリー

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夏祭り男女2人が失踪したという都市伝説が「世界の何だコレ!?ミステリー」で紹介されました。

元ネタは「稲荷祭りの神隠し」という2chに書き込まれたスレのようです。

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稲荷祭り神隠し|夏祭り男女2人の都市伝説の元ネタ前編

異変が起こる稲荷祭り。

中学生だった私は、友達と一緒に、近所で行われる稲荷祭りに参加した。
小さな神社の境内に人がたくさん集まり、夜には色とりどりの屋台が立ち並んで、賑わっていた。
出店は地元の人々が手作りし、閉会後も友達と一緒に居残って楽しんでいた。

稲荷祭りが終わり、友達と一緒に片付けをしていた時、残りの食材でお好み焼きを焼いてもらい、神社の前にある椅子に座っていた。
すると、近所のおじさんに「○○ちゃんと○○くん、帰ろうか。一緒に行こうか?」と呼ばれた。

返事をしたが、おじさんは私たちの存在に気づかないまま私たちの名前を呼び続けた。
その後、「○○ちゃんと○○くん、どこ行った?」と周りの大人に尋ねられた。

私たちのそばで食べていた友達の手を握り、おじさんのところに行こうとしたが、おばさんが「あれっ、二人して、そこで食べてたけど」と私たちの方を指差して言った。

私たちは頭が混乱し、周りの大人たちも大騒ぎになった。
しかし、私たちの自転車と荷物が境内の脇に見つかり、更に騒ぎは大きくなっていった。

友達もさすがに、これはおかしいと思い、一緒に境内を出て、神社隣の酒屋にある公衆電話から友達の家に電話をかけた。

当時、携帯電話が普及しはじめたとはいえ、田舎の高校生では携帯を持っている人は少なかった。
残念ながら、友達の両親は留守だったので、私たちは私の家に電話をかけた。
母親が出たが、私が「もしもし、お母さん?」と言っても、「もしもし?もしもし?」と返ってきて、こちらの声が聞こえていないようだった。
最後には、イタズラと思われたのか、切られてしまった。

わけがわからず、もう一度かけてみたが、やはり声が届かないようで、イタズラだと思われて切られてしまった。
友達に話していると、お祭りにいた人々が私たちの方に向かってきた。
安心したが、彼らは私たちを無視し、酒屋の裏手に向かって「○○さん、電話かしてけでー」と言い、中に入っていってしまった。

誰に話しかけても気づかれず、私たちは自転車に乗って帰ることにした。
道は左手にずらっと田んぼがあり、右手には畑が連なっている。
お祭り帰りの高校生もいたが、声をかけたが、やはり気づかれなかった。

何とも言えない気持ちで、無言のまま、二人で自転車を漕いでいると、友達がいきなり自転車を止めた。
「自転車を置いて、歩いていこう」と言われ、その通りにした。

自転車のライトが消えて、当然真っ暗になったが、友達が「そのキーホルダー、かごに入れて」と言った。
私がついていた光るキーホルダーを取り出して、自転車のかごに入れた。

頭が働かず、言われるがままに自転車を放置し、友達に手を引かれて、右手の畑を通ってトウモロコシ畑に入った。

友達が私に囁いた。「しゃがんで、あれ見て。」

稲荷祭り神隠し|夏祭り男女2人の都市伝説の元ネタ後編

さっき通った道を見ると、祭りから帰る人々が点々とある街灯の下を通っていました。しかし、その中には黒い影や白い影、透明な影のようなものが行き交っていました。説明しづらいですが、何か人影のようなものがいたのです。

「蜃気楼じゃないよね」と私は友達に聞きましたが、友達は「あれにライトが当たったとき、顔が見えた」と言って私たちをゾッとさせました。そして、私たちの後ろをつけてくる影がいたので、通常は通らない道を通ってみたりしても、影はついてきました。友達はライトを消して隠れてみたところ、影はまだついてきていました。

私たちはどうすればいいのか分からず、畑でしばらく座っていました。15分ほど経つと、警察のパトカーが通り過ぎました。友達が私の手を握りしめたので、私はただ事ではないと感じました。畑の向こうから、影のようなものが数体私たちの畑に入ってきたのです。

私たちは腰を低くして、トウモロコシ畑を抜け、川の土手を這うようにして走りました。そして、私たちは自宅には向かわず、明るくて人の多い24時間営業のスーパーに行くことにしました。後ろを振り向かず、ひたすら走りました。

スーパーの公衆電話から、私たちはもう一度家に電話をかけましたが、母親はパニック状態でした。「もしもし?○○(私)なの?○○でしょ?どこにいるの?もしもし?」と母親は叫びました。私たちは呼びかけても、声が通じなかったので、こちらから電話を切って、スーパーの人に声をかけました。しかし、私たちはやはり無視されました。

私たちは、何が起こったのかまだよく分からなかった。
警察によると、私たちは誘拐された可能性があるということだったが、
何者かが私たちを誘拐したとしても、なぜ私たちは無傷だったのかが謎だった。

友達と話し合って、私たちはその後も何度かあの影みたいなものに出くわしたが、
逃げることで何とか難を逃れることができた。
それでも、私たちはあの出来事の影響を受け、しばらくの間は夜に外出することもできなかった。

そして、私は思ったんです。こんなにも人がいるのに、私たちはひとりぼっちだと。
でも、友達と一緒にいると、なんだか寂しくないんです。
友達と一緒だと、どんな状況でも、なんとかなる気がしてきます。

そんな風に考えているうちに、警察の方たちが見つけてくれました。
やっと、助けてもらえると思った瞬間、私たちは涙がこぼれ落ちました。
でも、私たちは生きていたんです。これから、何があっても、生きていくことにしました。

それから、私たちは一生の友達になりました。
私たちはいつか、自分たちも誰かを助ける立場に立てたらいいなと思っています。
そして、私たちは自分たちがどんな状況でも、あきらめずに生きていこうと決めました。

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