イニシャルDのハチロクのエンジンは？
イニシャルDで86に載せ替えたエンジンはAE111のエンジンですか？それともAE101エンジン？
イニシャルd｜86（ハチロク）のエンジンは？4A-GE？AE111？
イニシャルDのハチロクのエンジンは、AE101の5バルブ4A-GEエンジンです。これはグループAと呼ばれるレースで使用されていたエンジンで、ノーマル状態では約160PSの出力があります。このエンジンはドライサンプ式のオイルシステムを採用しており、オイルパンを取り外すことでエンジンの設置位置を下げ、車体の重心を低くすることでコーナリング速度の向上を図っています。
高橋涼介によると、このエンジンはおそらくグループAで使われていたエンジンを240PSにデチューンしたものだと推測されています。このエンジンは11000回転まで回転し、パワーバンドは8000回転以上からとされています。マンガでは、藤原拓海がこのエンジンのパワー不足に悩んでおり、秋山 渉が助言して11000回転までのタコメータを取り付けることで問題を解決しています。
TRD製AE101用グループA 20バルブ 4A-GEエンジンは、ウェーバー製キャブレターやHKS製エキゾーストマニホールドなどのパーツが装備されており、レブリミットは11000回転に設定されています。このエンジンは耐久性と戦闘力の両面を追求するために中間トルクを太らせ、フラットなパワー特性に変更され、レブリミットも9000回転に設定されています。
なお、ハチロクのエンジンは峠での走行に適しており、車体が軽いためコーナリングが速く、脱出速度が高くなるため、パワー不足を補うために運転者はアクセル操作に必死になることがあります。
AE101の5バルブ4A-GEエンジンとは？86（イニシャルDハチロク）
AE101の5バルブ4A-GEエンジンは、1991年に登場したトヨタ・AE101型カローラレビン/スプリンタートレノに搭載されたエンジンです。
4A-GEエンジンの歴史
4A-GEエンジンは、1983年に登場したAE86型カローラレビン/スプリンタートレノに初めて搭載されました。
当初は4バルブヘッドでしたが、1991年にAE101型カローラレビン/スプリンタートレノに搭載されたモデルでは、吸気3バルブ・排気2バルブの5バルブヘッドに変更されました。
5バルブ化のメリット
5バルブ化により、吸気効率が向上し、高出力化と低燃費化を実現しました。
AE101型カローラレビン/スプリンタートレノに搭載された5バルブ4A-GEエンジンの最高出力は160馬力、最大トルクは16.5kgmで、AE86型カローラレビン/スプリンタートレノに搭載された4バルブ4A-GEエンジンよりも20馬力、1.5kgm向上しています。
イニシャルdまとめ｜86（ハチロク）のエンジンはAE101の5バルブ4A-GEエンジン
イニシャルDに登場する藤原拓海のハチロクに搭載されているエンジンは、AE101型カローラレビンの4A-GEエンジンをベースにチューニングされたものです。
■エンジンの詳細
型式: 4A-GE
排気量: 1600cc
バルブ数: 5バルブ
ノーマル出力: 160PS
レブリミット: 11000回転
トランスミッション: 5速マニュアル
■チューニング内容
ドライサンプ化: エンジン下部にオイルタンクを設置することで、エンジン搭載位置を低くし、重心移動を抑制
高回転対応: 軽量ピストン、強化バルブスプリング、カムシャフトなどの部品を用いて、高回転までスムーズに回るようにチューニング
排気効率向上: マフラーやエアクリーナーなどの吸排気系を交換することで、エンジンの吸排気効率を向上
■エンジンの特徴
高回転型: 11000回転という非常に高いレブリミットを持ち、高回転域でパワーを発揮
軽量: アルミ製ブロックやシリンダーヘッドなどを採用することで、エンジン重量を軽量化
高レスポンス: 軽量なピストンやコンロッドなどを採用することで、エンジンのレスポンスを向上
■ハチロクの性能
軽量な車体に高回転型エンジンを搭載することで、峠道などのワインディングコースで優れた加速性能を発揮
高い操縦安定性: 低重心化により、コーナリング性能が向上
ドライバーの技量に大きく左右される: エンジン特性を活かすためには、高い運転技術が必要
