AppleはiOS15.4ベータ版(iOS 15 beta 4)とiPadOS 15 beta 4をテスト目的で開発者向けにリリースしました。ビルド番号は「19A5307g」です。
iOS 15.3およびiPadOS 15.3のリリースからわずか1日後の発表となりました。
ios15.4不具合・バグは?マスク対応Face IDや絵文字の追加・Universal Controlは?
iOS15.4ベータ版(iOS 15 beta 4)とiPadOS 15 beta 4は、設定アプリからワイヤレス (OTA:Over The Air) で開発者向けにリリースされました。
登録されているすべての開発者にロールアウトされるまで数分かかることもあるため、アップデートがすぐにダウンロードできるように表示されない場合は少し待つ必要があります。
iOS15.4テスターは、当面の間、プライマリデバイスでiOS15.4ベータ版を実行する際、パフォーマンスと安定性の問題が発生することを予期しておく必要があります。
2021年7月14日にリリースされたiOS 15 beta 3には、特に議論を呼んだSafariのデザイン変更など、注目すべき変更が盛り込まれていました。
その他、App Storeを初めて開いたときの新しいスプラッシュ画面、「設定」の「フォーカス」インターフェースの調整など、さまざまな変更が加えられています。
iOS 15ベータ3では、物議を醸したSafariのリデザインに手を加え、新しいアドレスバーやリロードボタンが追加されています。
iOS 15 beta 3 の新機能は?Safariの変更、ミュージックウィジェットのデザイン変更など
iOS 15とwatchOS 8のベータ3では、利用可能なストレージが少なくてもシステムアップデートをインストールできるようになりました
Appleは、iOS 15とiPadOS 15のベータ4に加えて、Apple TVとHomePod向けのtvOS 15ベータ4とApple Watch向けのwatchOS 8ベータ4をリリースしています。
また、macOS Montereyのベータ4版も公開されています。
今回のios15.4アップデートでついにフェイスマスク使用時のFace IDに対応しました。
顔全体が見える状態でのFace IDは精度が落ちるという注意点はありますが、少なくとも選択肢のひとつにはなりました。
「設定」>「Face ID」に新しいトグルが表示され、通常のFace IDと同様に、スマホを見ていないとロックが解除されないようになっています。
Emoji 14のリストに新しい絵文字も追加されるとみられます。
新しい絵文字には、”溶ける顔”、”敬礼する顔”、”目を覗き込む顔”、”点線の顔 “などがあります。
また、”ハートの手 “や “左向きの手 “などの新しい手の絵文字や、”卵のある巣 “や “低バッテリー “などのアイコンもいくつか追加されています。
これらのアイコンのいくつかは、Android 12L Betaにすでに搭載されていたものです。9to5Macは、以下に見られるiOS 15.4 Betaの新しい絵文字のスクリーンショットをキャプチャしました。
ちなみに、Appleは、iPadとMacの機能として大いに期待されているUniversal Controlをまだ導入していません。
Universal Controlは、複数のMacとiPadを同じキーボードとマウスで操作できるようにするもので、12月にAppleはウェブサイトを更新し、Universal Controlが春に予定されていることを知らせています。
Bloombergによると、他にもAppleは新しい決済サービスを開発中で、ハードウェアを追加することなくiPhoneでデビットカードやクレジットカードを利用できるようにするそうです。
この機能により、中小企業の経営者はハードウェアを必要とせず、NFCで支払いを受けられるようになります。
Appleはまた、ウォレットアプリにIDのサポートを追加し、物理的なIDの代わりにデジタルIDを使えるようにすることにも取り組んでいます。