iOS18「パスワード」アプリについて。
iOS18では、パスワード管理が大きく変わりました。これまで「設定」アプリ内にあったパスワード管理機能が独立し、「パスワード」アプリとして生まれ変わりました。
この記事では、iOS18の新機能「パスワード」アプリについて、その機能やメリット、Windowsデバイスからのアクセス方法などを詳しく解説します。
iOS18「パスワード」アプリとは？
「パスワード」アプリは、ウェブサイトやアプリのログイン情報を安全に保存・管理するためのアプリです。iOS18より前のバージョンでは、この機能は「設定」アプリの一部でしたが、iOS18からは独立したアプリとして提供されるようになりました。
iOS18「パスワード」アプリは勝手に追加！
「パスワード」アプリはiOS 18にアップデートすると自動的に追加されます。
iOS 17以前では、「パスワード」は「設定」アプリ内の1つの項目でしたが、iOS 18で独立したアプリとしてホーム画面に追加されるようになったため、知らないうちに追加されたと感じるユーザーが多いようです。 ただし、これは全く新しいアプリではなく、iOS 17以前から存在していた機能が独立し、整理され、見やすくなったものです。
iOS18「パスワード」アプリを消してしまった場合
「パスワード」アプリを誤って削除してしまった場合でも、App Storeから再インストールできます。 以下の手順で再インストールしてください。
- App Storeアプリを開きます。
- 「パスワード」と検索します。
- 「パスワード」アプリを検索結果から見つけ、「入手」ボタンをタップして再インストールします。
iOS18「パスワード」アプリの新機能とメリット
- 独立したアプリ: これまで「設定」アプリ内に分散していたパスワード関連の機能が1つのアプリに集約され、より使いやすくなりました。
- 強力なパスワード生成: セキュリティレベルの高いパスワードを自動生成し、アプリやウェブサイトにサインアップする際に使用できます。
- パスワード漏洩チェック: 保存されているパスワードが漏洩したデータに含まれていないかをチェックし、安全性を確認できます。
- 自動入力機能: 保存したパスワードを、アプリやウェブサイトのログイン画面で自動入力できます。
- iCloud Keychainとの同期: iCloud Keychainを使用して、iPhone、iPad、MacなどのAppleデバイス間でパスワードを安全に同期できます。
- Windowsデバイスからのアクセス: Windows用のiCloudアプリを利用することで、Windowsパソコンからも保存したパスワードにアクセスできます。
- 共有グループ: 家族や友人とパスワードを共有するためのグループを作成し、安全にパスワードを共有できます。
iOS18「パスワード」アプリの使い方
「パスワード」アプリの基本的な使い方は以下の通りです。
- ホーム画面から「パスワード」アプリを開きます。
- Apple IDでサインインします。
- 「パスワードを追加」ボタンをタップし、ウェブサイトやアプリのログイン情報を入力します。
- パスワードを自動生成する場合は、「パスワードを生成」ボタンをタップします。
- 入力した情報を保存します。
WindowsデバイスからiOS18「パスワード」アプリにアクセスする方法
WindowsパソコンからiOS18の「パスワード」アプリに保存されているパスワードにアクセスするには、以下の手順に従います。
- Windowsパソコンに「iCloud for Windows」アプリをインストールします。
- 「iCloud for Windows」アプリを起動し、iOSデバイスで使用しているApple IDでサインインします。
- 「パスワード」の項目にチェックを入れます。
- 「適用」をクリックします。
これで、WindowsパソコンのブラウザからiCloud Keychainに保存されているパスワードにアクセスできるようになります。
まとめ：iOS18「パスワード」アプリ勝手に追加？消したら復活・元に戻すには？
iOS 18で新たに導入された「パスワード」アプリは、iPhone、iPad、MacなどのAppleデバイスで一元的にパスワードを管理できる機能です。従来の「設定」アプリ内にあったパスワード管理機能が独立したアプリとなり、より視覚的に分かりやすく、使いやすくなりました。
■「パスワード」アプリの主な特徴
- 強力なパスワード生成: ランダムで安全性の高いパスワードを自動生成し、手動での入力の手間を省きます。
- 漏洩チェック: 登録されたパスワードが、過去に漏洩したパスワードリストに含まれていないか自動的にチェックします。
- 自動入力: Webサイトやアプリのログイン画面で、保存されたパスワードを自動的に入力し、手間を省きます。
- デバイス間同期: iCloudを通じて、iPhone、iPad、MacなどのAppleデバイス間でパスワードをシームレスに同期します。
- 共有: 家族や友人と特定のパスワードを安全に共有できます。
- セキュリティ強化: 生体認証（Face IDやTouch ID）に対応し、不正なアクセスからパスワードを保護します。
■「パスワード」アプリのメリット
- セキュリティの向上: 強力なパスワード生成機能や漏洩チェック機能により、パスワードの安全性が高まります。
- 利便性の向上: 自動入力機能により、ログイン作業がスムーズになり、時間の節約になります。
- 一元管理: すべてのパスワードを一つのアプリで管理できるため、パスワードの管理が簡単になります。
- デバイス間でのシームレスな利用: 複数のAppleデバイス間でパスワードを同期できるため、どのデバイスからでも同じパスワードにアクセスできます。
■「パスワード」アプリのデメリット
- 既存のパスワードマネージャーとの連携: 他のパスワードマネージャーを使用している場合は、移行作業が必要になる場合があります。
- 機能の制限: 一部の高度な機能は、他のパスワードマネージャーの方が充実している場合があります。
■「パスワード」アプリの活用方法
- アプリの起動: ホーム画面から「パスワード」アプリをタップします。
- パスワードの追加: 手動でパスワードを追加するか、Webサイトにログインする際に「パスワードを保存」を選択することで、自動的にパスワードが追加されます。
- パスワードの編集: 編集したいパスワードを選択し、パスワードを変更したり、メモを追加したりできます。
- パスワードの削除: 不要になったパスワードは、削除することができます。
- 自動入力: Webサイトやアプリにログインする際、パスワードフィールドにカーソルを合わせると、保存されたパスワードが自動的に表示されます。
■よくある質問
- 「パスワード」アプリは安全ですか？
はい、Appleは高いセキュリティ基準を満たすよう設計しており、エンドツーエンドの暗号化により、パスワードが安全に保護されています。 - 他のパスワードマネージャーとの違いは何ですか？
Appleのエコシステムに深く統合されている点が特徴です。他のAppleデバイスとのシームレスな連携や、iCloudとの同期が可能です。 - 既存のパスワードマネージャーから移行できますか？
手動でパスワードを移行する必要がありますが、CSV形式でエクスポートできるパスワードマネージャーであれば、比較的簡単に移行できます。
