iphoneでiOS17.5にアップデート以降、トラッキングが許可できないケースが増えているようです。
iOS17.5ではトラッキング検出機能が強化されたものの、どうやらバグが原因でトラッキングオンにできないようです。
iphone(iOS17.5)バグでトラッキングが許可できない?オンにできない
2024年5月14日、AppleはiOS 17.5とiPadOS 17.5をリリースしました。このアップデートには、プライバシー保護を強化する新たな機能がいくつか追加されましたが、トラッキング機能についてバグがあるようです。
具体的には、トラッキングの設定がグレーアウトされてしまい、ユーザーがこの設定を変更することができない状況です。
トラッキングのバグの詳細
iOS 17.5にアップデートした後、以下のような問題が報告されています:
トラッキング設定がグレーアウト:設定アプリの「プライバシーとセキュリティ」内の「トラッキング」オプションがグレーアウトされており、トラッキングを許可するスイッチをオンにできません。
Apple IDの生年月日に関するエラー:一部のユーザーは、Apple IDに登録されている生年月日が正しいにもかかわらず、設定画面で「Apple IDに年齢情報が登録されていないため、この設定は変更できません」というエラーメッセージが表示されます。
トラッキングの原因
このバグの原因はまだ完全には明らかにされていませんが、以下の要因が考えられます:
iOS 17.5のシステムバグ:iOS 17.5に特有のシステムバグである可能性があります。このバグは、Apple IDの情報を正しく参照できないことが原因とされています。
Appleのサーバー側の問題:Appleのサーバー側での処理に問題がある可能性も考えられます。
iphone(iOS17.5)バグでトラッキングが許可できない?オンにできない対処法
この問題を解決するための一時的な対処法として、以下の手順が有効です:
〇メディアと購入からサインアウト:
設定アプリを開きます。
自分のApple IDをタップします。
「メディアと購入」をタップします。
「サインアウト」をタップします。
「よろしいですか?」というメッセージが表示されたら、再度「サインアウト」をタップします。
〇再サインイン:
サインアウトした後、再度Apple IDにサインインします。ただし、この方法は一時的なものであり、再サインインすると問題が再発する可能性があります。
iphone(iOS17.5)トラッキング機能について
トラッキング機能とは、あなたのiPhoneが、あなたの知らないうちに近くにある他人のBluetoothトラッカーを検出し、それがあなたと一緒に移動しているときに警告を出す機能です。これは、AirTagなどのデバイスが無断であなたを追跡することを防ぐための機能です。
どうしてこの機能が必要なの?
例えば、誰かがあなたに気づかれないようにAirTagをあなたのカバンに入れたとします。このAirTagはあなたがどこに行っても追跡し続けることができます。このような状況は非常に危険です。iOS 17.5のトラッキング機能は、こうした不正な追跡を防ぐために作られました。
トラッキング機能の詳細
この機能は、以下のように動作します。
検出:iPhoneは周囲のBluetoothトラッカーを常にスキャンしています。
通知:あなたのものではないトラッカーが一定時間あなたと一緒に移動していると検出された場合、iPhoneが「このトラッカーがあなたと一緒に移動しています」と通知を出します。
対応:通知を受け取った後、そのトラッカーの詳細情報を見ることができ、そのトラッカーを無効にするための手順を確認できます。また、トラッカーから音を鳴らして見つけやすくすることもできます。
■どんなトラッカーが対象なの?
この機能はAppleのAirTagだけでなく、Chipolo、eufy、Jio、Motorola、Pebblebeeなどの他社製Bluetoothトラッカーにも対応しています。これにより、幅広いトラッカーが検出され、無断で追跡されるリスクが減少します。
■AppleとGoogleの協力
AppleとGoogleは共同で、Bluetoothトラッカーの不正利用を防ぐための業界規格「Detecting Unwanted Location Trackers」を開発しました。この規格により、iOSとAndroidの両方のデバイスで不正な追跡が検出されるとユーザーに警告が表示されます。これにより、異なるプラットフォーム間でも一貫してユーザーの安全が守られます。