伊丹空港(大阪空港)での手荷物検査で９月２６日にどうやら地上係員による検査ミスがあったようです。
刃物などの機内への持込みは航空法違反となるため、保安検査で厳重にチェックされるものの、
地上係員が誤って乗客に刃物を持たせたまま保安検査を通過させてしまった模様です。
追記：安全の確認が取れたということで、伊丹空港(大阪空港)で運航見合わせとなっていた便は順次、運航が再開される見通しです。
伊丹空港(大阪空港)保安検査ミス原因は？
報道によると、伊丹空港(大阪空港)の保安検査でミスが起きたのは９月２６日の午前７時ころ。
伊丹空港(大阪空港)の保安検査場係員が手荷物検査を行っていたところ、
乗客の手荷物の中に「刃物のようなもの」があることを金属探知機で発見。
ところが伊丹空港(大阪空港)の係員は誤って乗客に返却してしまったと申告があり、
伊丹空港(大阪空港)では午前9時40分ごろから、すでに保安検査を済ませた乗客の
再検査を実施資するとともに、伊丹空港(大阪空港)のトイレの点検も進めているとのこと。
保安検査をやり直していることから伊丹空港(大阪空港)では大混乱している模様で、
ツイッターの報告によるとすでに飛行機に搭乗して後は離陸を待つだけだった乗客も、
飛行機から降ろされて再検査を受けているとのこと。
伊丹空港(大阪空港)の係員の単純ミスが原因だと言えるのかもしれませんが、
「刃物のようなもの」なので、刃物ではないのかもしれません。
ちなみに立川志の輔の新作落語「バールのようなもの」という演目がありますが、
これはニュースなどで良く「凶器はバールのようなものとみられています」といった表現を、
面白おかしくしています。
「バールのようなもの」ということはバールじゃない
「浮気のようなもの」ということは浮気じゃない
といった論法で、妻と夫が夫婦喧嘩をする落語ですが、
落ちは結局、「バールのようなもの」であってもバールはバール。
今回の件も、「刃物のようなもの」と言いつつ実際には、
本物の刃物（ナイフや包丁、カッターなど）ではないでしょうか。
ツイッターの投稿を見る限り、実際にアーミーナイフを所持している乗客がいたものの、
乗客に「これはええねん」と言われ（脅され？）伊丹空港(大阪空港)の係員が認めてしまった。
（その後すぐに上司に報告をした）ということらしいですね。
伊丹空港(大阪空港)のANA見合わせ便の振替・運航再開はいつ？
伊丹空港(大阪空港)の保安検査ミスで最も影響を受けているのは全日空(ANA)のようです。
手荷物の保安検査ミスが発覚したのは南ターミナルに近いゲートだったらしく、
南ターミナルからの出発便が多いANAではを全便の運航を見合わせていると発表されています。
2019年9月26日１３時現在、伊丹空港(大阪空港)のフライト情報（運航状況）を見てみると、
9:50発長崎行き（ANA781）便から全て「準備中」で「遅れ」となっているかもしくは、
「機材都合」で「欠航」となっています。
追記：
１４時現在、刃物を持ったとみられる男性はすでに飛行機に搭乗したとみられ、伊丹空港(大阪空港)では安全確認ができたことから、ANAでは順次、運航を見合わせていた便の運航再開を始めています。
今のところ、15:50発高知着（ANA1611）まで遅れが生じている模様です。
すでに「機材都合」で「欠航」となっている便は、
- 9:55発 仙台着（ANA735）
- 10:00発 羽田着（ANA20）
- 11:00発 羽田着（ANA22）
- 11:05発 松山着（ANA1639）
- 12:30発 新潟着（ANA3173、IBX73）
- 13:05発 鹿児島着（ANA545）
- 13:15発 熊本着（ANA1627）
- 14:00発 羽田着（ANA28）
- 14:00発 大分着（ANA1689）
- 14:30発 新潟着（ANA1661）
- 14:55発 鹿児島着（ANA547）
- 16:45発 松山着（ANA1645）
があります。
JAL（日本航空）に関しては現時点では
欠航や遅れ（運転見合わせ）といった情報は見られません。
ANAの機材故障などが理由の変更・払い戻しについては、
こちらのページで手続き方法が詳しく紹介されています。
