伊藤・佐藤のローマ字はito,sato?itoh,satoh?正式なパスポート表記は?

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伊藤という名字をローマ字表記した時、「ito」が正しいのでしょうか?それとも「itoh」が正しい?

佐藤のローマ字はsato?satoh?

パスポートに表記する正式なローマ字はどっちなんでしょうか?

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伊藤・佐藤のローマ字はito(sato)?itoh(satoh)?正式なパスポート表記は?

伊藤という名字をローマ字表記した時、「ito」と「itoh」が正しいのかというと、パスポートやクレジットカードなど実社会で最もよく使われるローマ字表記は外務省式ヘボン式です。それでは、オーの長音は「O」または「OH」で表記することになっています(好きな方を選べます)。

伊藤ならITOかITOHのどちらかです。ITOUはあり得ません。

東京(トウキョウ)をTOUKYOUとは書かず、TOKYOと書くことを考えれば理解しやすいと思います。お父(とう)さんOTOUSANではなく、OTOSANかOTOHSANです。

まとめ:伊藤・佐藤のローマ字はito(sato)?itoh(satoh)?正式なパスポート表記は?

伊藤や佐藤という名字をローマ字表記した時

ito、sato
itoh、satoh

どちらも正しい書き方です。

パスポートでは2000年4月1日より旅券面氏名の表記について

現行の『ヘボン式表記』に加えOHによる記載も認められるようになりました。申請者が氏名表記について「O」と「OH」を選択することができます。

それ以外の非ヘボン式綴りは、外国で公式に使用していたなどの場合、手続をふめば認められるようです。

パスポート申請のヘボン式ローマ字と異なる表記(非ヘボン式ローマ字) - 福岡県庁ホームページ
ヘボン式以外,非ヘボン式,旅券,パスポート,申請,福岡県(福岡市北九州市久留米市飯塚市)のパスポート申請取得書類(一般旅券発給申請書),東京,大阪,札幌

「東京」=TOKYO
Junichiro:英文の中や社会一般で行われている表記。パスポートの“原則”もこれによる。

「交番」=KOBAN

パスポートでは長音符号が省かれるため「大野」と「小野」が同じ表記になります。

そこでヘボン式ローマ字綴りから逸脱しますが、オ列長音に限り「H」を加えてもよいことにされたのです。

しかし「大石」「大矢」を OHISHI,OHYA とすると、「おひし」「おひゃ」の表記になってしまいます。

またオ列以外には適用されないので、「結城」「裕二」は原則通り YUKI, YUJI です。

イ列については、ヘボン式自体、長音と見なさないので、「飯田」「椎名」はもともと IIDA,SHIINA です。

ちなみに、ヘボン式は外国人が日本語を読むために作られたローマ字で、訓令式は日本人が日本語を書くためのローマ字です。

ヘボンは人の名字。Hepburn というアメリカのお医者さんで、日本で明治学院大学を創った人です。Hepburn という名字はヘップバーンとも読みます(オードリー・ヘップバーンの Hepburn)。

ヘボン式ローマ字は明治時代のアメリカ人宣教師ジェームス・カーティス・ヘボンが考えたもので、日本語の発音を英語風に表記したものです。

日本式は日本語のかなを単純にアルファベットに当てはめたものです。

訓令式は言語学が進み、音韻論が発展してからできた表記法で、日本語の音韻構造を科学的に反映させたものです。

現在、小学校では訓令式が教えられていますが、歴史が古く、英語風のヘボン式が広く用いられています。

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