竹取物語冒頭の
「いとうつくしうてゐたり。(いとうつくしゅうていたり)
の意味は?
「うつくしゅう」を現代仮名遣いに直すとどうなるのでしょうか?
「いとうつくしゅうていたり」の意味は?「うつくしゅう」の現代仮名遣いは?
古文の竹取物語
「いとうつくしうてゐたり。(いとうつくしゅうていたり)
という部分の意味は現代語訳で「とてもかわいらしい様子で」です
いと=とても、たいそう
うつくしうて=かわいらしく
ゐ=すわる
たり=存続をあらわす。
ということで「たいそうかわいらしく座っていた」ということになります。
もともとの形は、「うつくしくて」でした。
それが、「ウ音便(うおんびん)」といって、言いやすいように発音が変わり、その発音に従って表記も変わったものです。
まとめ:「いとうつくしゅうていたり」の意味・現代仮名遣いは?
原文:三寸ばかりなる人、いとうつくしうていたり。
現代語訳「三寸ほどの人が、とても可愛らしく座っていた。」
です。
「いと」は「とても」の意味。
「うつくし」は「うつくしい」の意味。形容詞の終止形です。
ですから「とてもうつくしい」「とてもきれい」で合っていますよ。
ただ「うつくし」は前後の文章によっては、「いとしい」「かわいいと思う」という意味を持つ場合もあります。