「いつにも増して」
「いつもにも増して」
どっちが正しい日本語?
いつにも増してという言葉は間違いなんでしょうか?
「いつにも増して」「いつもにも増して」どっちが正しい?
「いつにも増して」と「いつもに増して」の違いについて詳しく説明すると、
■いつにも増して:
「いつにも増して」は、「疑問詞+にも増して」という形で使われます。
これは、何かが通常の状態や比較基準よりもさらに増していることを表します。つまり、最上級の意味を持ちます。
例えば、「いつにも増して賑やかだ」という場合、通常よりもさらに賑やかであることを示しています。
■いつもにも増して:
「いつもにも増して」は、「名詞+に(も)増して」という形で使われます。
この表現では、通常の状態や比較基準に対して何かが増していることを示します。
例えば、「友達はいつもに増して元気だ」という場合、通常よりも元気であることを強調しています。
ここで、いつにも増してといつもに増しての違いを要約すると、次のようになります。
いつにも増して:通常の状態や比較基準よりもさらに増していることを表す。
いつもにも増して:通常の状態や比較基準に対して増していることを表す。
「いつにも増して」「いつもにも増して」意味の違いと文法
いつにも増して: 「どんなときよりも」という意味です。
いつもに増して: 「普段よりも」という意味です。
文法は
■いつにも増して:
いつ: 疑問詞
にも: 格助詞「に」+係助詞「も」
増して: 副詞
■いつもにも増して:
いつも: 名詞・副詞
に: 格助詞
増して: 副詞
まとめ:「いつにも増して」「いつもにも増して」どっちが正しい?
「いつにも増して」は、強調表現です。
「いつもにも増して」は、比較表現です。
強い印象を与えたい場合は、「いつにも増して」を使用します。
普段との違いを強調したい場合は、「いつもに増して」を使用します。
「いつもにも増して」は、辞書に載っていない表現ですが、日常会話では問題なく使えます。
フォーマルな場面では、「いつにも増して」を使用するのが望ましいです。