「岩おこし」「雷おこし」「粟おこし」の違いは?
大阪名物岩おこしと東京名物雷おこしは同じもの?
岩おこし、雷おこし、粟おこしの違い
「岩おこし」「雷おこし」「粟おこし」の違いについて、
「岩おこし」は…
大阪府の名物菓子で、米を使って作られています。米を細かく砕いて水あめやシロップで固め、その中に生姜やゴマなどを混ぜています。このため、とても固くて歯ごたえがあります。隙間がほとんどないので、しっかりとした固さが特徴です。
「雷おこし」は…
こちらも和菓子で、米を蒸かしてから煎って膨らませ、水飴や砂糖、落花生などを混ぜて固めて作られています。ただし、大阪の「岩おこし」「粟おこし」とは風味が異なります。なお、東京の「雷おこし」では、米の他に落花生を使っているのが特徴です。
「粟おこし」は…
こちらも大阪府の名物菓子で、米を使って作られています。「粟おこし」という名前ですが、実際には粟(あわ)ではなく、米を細かく砕いて水あめやシロップで固め、生姜やゴマなどを混ぜています。ただし、「岩おこし」に比べて少し粗めに砕かれていて、歯ごたえは軽めです。
まとめると…
「岩おこし」や「粟おこし」は、大阪の名物菓子で、米を使って作られています。特に「岩おこし」はとても固く、歯ごたえがあります。一方で、「雷おこし」は東京では米と落花生を使っており、風味が違います。それぞれに味わいや食感が異なるので、機会があれば試してみると楽しいかもしれません。
まとめ:岩おこし、雷おこし、粟おこしの違い
■岩おこし
大阪府の名物菓子。
米を原料とする菓子。米を細かく砕いて水あめ等で作ったシロップと、生姜 ゴマなどを混ぜて固めたもの。 粟おこしと比べ、原料をより細かく砕いているため、隙間がほとんどない。 そのため菓子としてはかなりの固さを持つ。
■雷おこし
米をいったん蒸かし、その後煎って膨らませたものに水飴、砂糖、落花生などを混ぜて固めた和菓子である。
■粟おこし
大阪府の名物菓子。
米を原料とする菓子。(名称に粟とがついているが粟ではなく)米を細かく(粟のように)砕いて水あめ等で作ったシロップと、生姜、ゴマなどを混ぜて固めたもの。 岩おこしと比べ、原料を若干粗く砕いてあり歯ざわりは軽めである。 大阪を代表する菓子として古くから親しまれている。
「岩おこし」と「粟おこし」の差は「粟おこし」の方がより細かく原料の米を砕いて使用しているだけです。
ただし「雷おこし」とは風味がかなり違います。
東京の「雷おこし」は主原料の米の他に落花生を使用しています。
対して大阪の「岩おこし」「粟おこし」は主原料の米の他に風味付けとして胡麻と生姜を使用しています。