故人のご家族(遺族)へ郵便物を送付する際、どんな宛名にするのが良いんでしょうか?
遺族(故人の家族)に送る手紙で宛名の書き方は?
例えば故人の奥さんあての場合、亡鈴木○○殿令夫人鈴木○○様 とかでしょうか?
遺族(故人の家族)の手紙で宛名の敬称は?
故人のご家族(遺族)へ郵便物を送付する際の宛名のの書き方について、
故◯◯◯◯ 様 ご家族様
としてしまうと、宛名に「故」を付けるのはおかしな話なので、「◯◯◯◯ 様 ご家族様」とするのが良いでしょう。
○○(苗字)様だけでも良いでしょうし、あるいは○○様ご遺族様としましょう。
奥様に限定されるということでしたら繋げて○○様奥様(ご令室様)で、お名前が分かればがそのまま奥様の氏名でよいのではないでしょうか。
■参考:敬称一覧表
父
ご尊父様(ごそんぷ)・お父様・父上様
母
ご母堂様(ごぼどう)・お母様・母上様
祖父
ご祖父様
祖母
ご祖母様
夫
ご主人様・ご夫君様(ごふくん)
妻
奥様・奥方様・ご令室様(ごれいしつ)・ご令閨様(ごれいけい)
息子
ご子息様(ごしそく)・ご令息様(ごれいそく)
娘
ご息女様(ごそくじょ)・ご令嬢様(ごれいじょう)
遺族(故人の家族)の弔電の敬称は?
ちなみに、弔電を送る際の宛名は喪主宛にし、喪主が誰だか分からないときは、「故○○○様御遺族様」とします。
敬称を用いる故人は、喪主から見た関係で表します。喪主がわからない場合は、「故○○様」とします。
弔電とは出張や病気療養中などでどうしても都合がつかなく、 お葬式・告別式に弔問できない場合に打ちます。
○弔電の文面
あて名に喪主の名前、もし分からなければ「故○○様ご遺族様」とつけます。 差出人の名前はフルネーム、仕事上の関係であれば会社名・氏名を入れます。
NTTに弔電の文例がありますので、それを利用するのもよいでしょう。
○弔電のマナー
しかし、弔電はあくまでも略式ですので、 後日なるべく早めに弔問に出かけるようにしましょう。
弔電は葬儀の午前中までに届くように送るか、 式の進行が分かるのであれば「弔電披露」と書いてある時間の 2~3時間前までに間に合うように送りましょう。
本来、弔電とは、交通網の不備などで緊急の訪問が出来ない場合に、 弔意を伝えておこうとする手段です。 しかし、現在は。全く来るはずのない人の弔電を読み上げたりと、 故人の地位や名誉を評するアイテムのひとつになってしまったともいえます。