ジャンケン小僧とはジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する大柳賢の通称。
吉良吉影を探す岸辺露伴の前に現れ、「ジャンケンをしよう」としつこく絡んでくるストーリーですがドラマ「岸辺露伴は動かない」で実写化されることになりました。
ジャンケン小僧 原作の何巻?岸辺露伴は動かない
岸辺露伴がジャンケン小僧と勝負するのはジャンプコミックス何巻かというと40巻「ジャンケン小僧がやって来る」
ジャンケン5回戦で先に3勝して者の勝ち(相手のスタンドを吸収する)という単純なルールながらかなりの盛り上がりを演出していました。
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吉良はエステティシャンの力で別人に顔を変え町の中に消えた…。亡霊となった吉良の父親が持つ「弓と矢」の力でスタンド使いとなった少年がジャンケン勝負を露伴に挑んできた。勝負の行方は…?
ジャンケン小僧 ネタバレ考察|岸辺露伴は動かない
岸辺露伴とジャンケン小僧の勝負の最後で小僧が「なんでグーになってるんだ!?」と言っていますが、露伴がジャンケンしてた時にジョセフが通りがかったのが伏線となっています。
その時に透明の赤ちゃんに「ろはんの危機を助ける、透明になって小僧の指をグーにする」って書き込んでいました。
たまたま近くを通りかかった透明な赤ちゃんに「透明になってジャンケン小僧の手をグーにする」って書き込む→赤ちゃんがバレないようにグーにした。
これだけです。
ヘブンズドアーは「後ろに吹っ飛ぶ」って書けば吹っ飛ぶし「イタリア語ペラペラになる」って書けばイタリア語の勉強なんてしたことない康一くんでもヘブンズドアーの射程距離をはるか超えてイタリアの地でもジョルノからネイティブ扱いされるくらい喋れるようになるチート能力ですから、それくらいなんでもないのでしょう。
岸辺露伴4回目2連続で勝ったあと、あと1回で勝負が決まるというシーン
ここでは露伴にプレッシャーかけられるどころかむしろジャンケン小僧がドヤ顔してます。
確かにあと1回で勝ち負けが決まるから状況で言えばドローだけど、2回連続で勝っている自分は昇り調子。逆に2連続で負けている露伴は今勝負の下り坂にいると。
その後はお互いカマかけしながら2連続であいこになり、その後「たまたま通りかかった仗助とジョセフに自ら声をかけるが近づいてこない(スタンド使いとバレればジャンケン小僧はピンチ)」「割った窓ガラスの下で手を広げても欠片ひとつあたらず、逆に避けた露伴の方が手に怪我をする」という運試しにも勝ちます。
いよいよ決着というところで露伴は手をパーの形に広げ、「今から自分の運を乗り越える」とパーのまま勝負に出ます。
ジャンケン小僧は負けるはずもないとチョキを出そうとしますが、何故か強制的に指を閉じられグーに。結果露伴の勝利となりました。
実はジョセフが抱いていた透明の赤ちゃんをこっそり借りて、「透明になって小僧の指をグーにする」と書き込んでいたんですね。
強運のみに頼ったジャンケン小僧に対し、露伴は自分の力で運を乗り越えたわけです。
ヘブンズ・ドアーが手元に戻った露伴は「これから一生ジャンケンに勝てない」「スタンドがボロボロになる」と書き込むと宣言しジャンケン小僧に近づきますが、そんなのは言ったもん勝ちのイカサマだと逆上したジャンケン小僧により透明の赤ちゃんは人質に取られてしまいます。
無事に返してほしければもう1度勝負をしろと持ち掛けますが、自分で運を乗り越えたことにより強運をも味方につけていた露伴の3連続ストレート勝ち。
改めてジャンケン小僧を再起不能にしようと近づきますが「あんたの命令に左右されるくらいなら死んだほうがましだ」とトラックの走っている車道に飛び込みます。
漫画家的にその根性にグッときた露伴はジャンケン小僧を守るようにトラックの前に飛び出しますが、そこは強運の中にある露伴。トラックのフロントガラスに写真の親父(戦闘中ずっとジャンケン小僧を見ていた)が張り付き、前が見えず焦った運転手が慌ててハンドルを切ったことで露伴を避ける形になり2人とも助かります。
短期間でスゴい奴に成長したジャンケン小僧を称え、再起不能にはしないがスタンドは悪用するなよ、と言いジャンケン小僧も完全敗北を認め決着。
オチで透明の赤ちゃんを見失ったジョセフと仗助がやってきて一緒に探すところでこの回は終わります。
ジャンケン小僧(岸辺露伴は動かない)感想・口コミは?
岸辺露伴は最後どうしてトラックに轢かれなかったのかというと、吉良の親父(の霊in写真)はジャンケン小僧が露伴に勝つと思い、ことの成り行きを最後まで見ることなく途中でその場を去りました。しかし、露伴の声が未だに道の向こうからするので戻ってみたらトラックに貼り付いてしまい、驚いたドライバーが思わずハンドルを切ったので轢かれずに済んだんです。ようは「運が良かった(岸辺露伴に強運が移動した)」ってことです。
ジョセフ爺さんの手から露伴の所に赤ん坊が来たタイミングは、パーを出しっぱなしにしている時の途中ですね。左でパーを出しながら「君はぼくを乗り越えると言ったが……」と言った後から右手が赤ん坊を抱いた形になっています。
ヘブンズ・ドアーを使って小僧の背後から見つからないように赤ん坊に近付いて書き込み、ついでにヘブンズ・ドアーで赤ん坊を手元に持ってきたんだと思います(アニメではカットされたが原作だと「背後から書き込んだ」と露伴が説明するセリフがある)