人生会議は厚生労働省(厚労省)が「人生の終わりまで、皆さまは、どのように過ごされたいですか?」 ということで、
家族にもしものことがあった時に備えて、人生の最終段階における医療・ケアについて家族で話し合っておきましょう、
という活動を普及・啓発するためのPRポスターとして登場しましたが、まさかの批判が集中してポスター並びにパンフレットの配布が中止に追い込まれました。
人生会議のポスターでは、小藪千豊(吉本興業)さんがベッドに横たわって鼻にチューブが通されていて、
いかにも苦悶の表情を浮かべていましたが、一部の人たちには辛い描写だったようで、ネットではちょっとした騒ぎとなっています。
人生会議ポスター批判(厚労省)理由は?
「 人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」とは厚生労働省(厚労省)が新たに始めた取り組みで、
もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のこと。
人間誰だって、いつどんなタイミングで病気にかかるかわからないし、
ある日突然、交通事故に巻き込まれて命を落としたり、もしくは後遺症が残るような怪我を負いかねません。
そういったときに備えて家族で事後のことを考えておきましょうというもので、
人生会議には十分に社会的意義があると言ってよいでしょう。
ただ、人生会議の普及のために作成したPRポスターの内容に関して、
一部の人たちが不快な思いをしてしまったようです。
ポスターには、小藪千豊(吉本興業)さんがベッドに横たわり、
今にも人生の最後を迎えようという場面が描かれていて、
付き添う家族と見られる人が小藪さんの手を握っている様子も見られますが、
「患者にも家族にも配慮がない」「誤解を招く」という批判を浴びる結果となりました。
主にすでに重い病気を患っている家族を抱えている家庭から、
精神的苦痛があるというのが、人生会議批判(厚労省)ポスター批判の理由です。
人生会議批判(厚労省)ポスター制作会社は電通?
批判が集中する結果となってしまった厚生労働省(厚労省)の人生会議ポスターは、
どこかの会社が受注をして企画・制作したはずですが、具体的にどこの会社なのかというと、決定的な情報は見当たりませんでした。
一部では、政府からの受注額が多いことから電通がポスター制作会社ではないか?
(電通だから吉本芸人が起用されたのではないか?)といったことがささやかれているものの、
あくまでも憶測にすぎないので、根拠のないデマには要注意しなければいけませんね。
下手に電通批判にまで発展してしまうと、それこそ、ガラケー女の時のように、
実際に損害賠償訴訟に発展するリスクがあるので、フェイクニュースには十分に気を付けなければいけません。