映画「ハンニバル」でジョディ・フォスターはなぜクラリス役を降板したんでしょうか?
映画「羊たちの沈黙」の続編のハンニバルでクラリスの役がジョディ・フォスターからジュリアン・ムーアに代わったのは理由は?
ハンニバルでジョディ・フォスターはなぜ降板?クラリスはジュリアン・ムーア
映画「羊たちの沈黙」ではジョディ・フォスターがクラリス役を務めていましたが、続編のハンニバルではジュリアン・ムーアに代わりました。
ハンニバルの原作があまりにも残酷すぎるので出演を断ったそうです。原作の最後、クラリスはレクターと愛し合い逃亡します。映画では違いますが。
ジョディー・フォスターが同じ役は2回やらないと公式に発表していたこともあります
ジョディフォスターはこれは私が演じたクラリスではないと感じたようです。
一説によると『羊たちの沈黙』の原作者であるトマス・ハリスがジョディ・フォスターにガチ恋して、自分自身を主人公のレクター博士に重ねて、クラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)と恋仲になるように“当て書き”したのが映画「ハンニバル」だとも言われています。
ただ『ハンニバル』の監督に起用されたリドリー・スコットは、小説版では、レクター博士とクラリスは、手に手を取って、南米へ駆け落ちするエンディングを書き替えて、レクター博士だけが逃亡すると言うオチに修正を試みています。
原作だとハンニバルは女性捜査官を洗脳して自分と同じく食人鬼に仕立てています。
代役になったジュリアン・ムーアも同様に難色を示し、結局内容が変更されたともいわれています。
月刊ファッション誌『W』12月号(’99)のインタビュー記事の中で彼女はこう語っています。
「続編ではクラリスが本の題名の主人公”ハンニバル・レクター”のような人食いになり、クラリスがあまりにも恐ろしい人になっている。」として、続編でFBIエージェントのクラリスがレクターと食事をするまでの心変わりに狼狽していることを強調し、彼女の裏切り行為に失望しています。
「映画が成功したのは、人々が彼女の英雄的行為を信じたからです。私は彼女が本来絶対に備えていない否定的な性質で彼女を演じないわ。」
「続編をやればこれまで私の人生で稼いだよりもっと多く稼げる。でも、クラリスを裏切るならもういいわ。」