電車の遅延の原因で
「乗務員手配」
「乗務員の確認」
といったアナウンスが流れることがありますがどんな意味なんでしょうか?
乗務員手配とは意味は?電車の遅延の原因は?
「乗務員手配」とはやむを得ない理由で電車の乗務員を急遽、別の人に変えなければいけなくなったケースです。
例えば、乗務員が急病(下痢など)でどうしようもなくなったとか、ケガをして乗務が不可能になったなどがあります。
始発駅で、運転士が出発前に車両点検をしているときに怪我をしてしまった場合、始発の次に発車予定の運転士が臨時で乗車し、反対側から来る電車に途中で代わりの運転士を乗せるといった措置が取られることがあるそうです。
電車は放置できないので代わりの乗務員が待機しているところから、電車に乗ってやってきます。
また、乗務員は必ずしも1つの列車をずっと乗り通すというわけではないので途中駅の交代の乗務員が何らかの理由(交代乗務員の前の乗務列車の遅れ、出場遅延)があった場合も考えられると思います。
乗務員の確認とは意味は?電車の遅延の原因は?
「乗務員の確認」とは乗務する予定の乗務員が何らかの理由で来ていないようなケースになります。
事故などでダイヤが乱れていて交代駅にまだ交代乗務員がが着いていないが間もなく到着する、代替えの乗務員を現在手配中(先例の交代乗務員の到着が大幅に遅れ、後例の代替え乗務員手配が着かないときは、乗務してきた乗務員に対して次の交代場所まで継続してその列車を担当する継続乗務指示が出ます)、といった状況が考えられます。
過去には「現在、この電車を担当する運転士が間に合っておりません。4番線に参ります埼京線の運転士がこの電車を担当します。もうしばらくお待ち下さい」と車掌からアナウンスが流れたこともあるそうです。
酒気帯びであった場合は、出社時点直ぐに行なわれる飲酒検査で判明するのでその時点でその日は乗務禁止となり帰宅が指示されます。
それと共に、代替え乗務員(予備乗務員)への乗務指示、あるいは代替え乗務員を残業形式で手配しますし、もし手配が着かないのであれば幹部乗務員(要するに事務所勤務を普通はしている主任乗務員や助役)による代乗が行なわれるようになっています。