時限爆弾で赤・青コードの元ネタ・仕組みは?ジャガーノート?

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映画やドラマによく出てくる時限爆弾の解体で最後に赤と青のコードのどっちかを切るとタイマーが止まり、どちらかを切ると爆発する・・・という演出がみられますが、元ネタは何でしょうか?

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時限爆弾で赤・青コードの元ネタ・仕組みは?

時限爆弾のコードが赤と青2種類が残りどちらかの選択を迫られるというのは映画『ジャガーノート』(1974年)が元ネタではないかと言われています。

映画で登場する爆弾では、間違ったコードを切ると爆発するトラップがある場合もあります。

Juggernaut Official Trailer #1 – Anthony Hopkins Movie (1974) HD

そのコードが断線した事によって起爆するトラップ(流れていた電流が断線で止まった事によって爆発するなどのトラップ)が仕組まれているからです。

そのトラップが仕掛けられている爆弾だと、同時に切っても爆発する可能性が高いので難しいでしょう。トラップが無いと分かっていれば有効な手段かも知れません。

映画『ジャガーノート』ではアメリカに向けて大西洋航路を進む豪華客船ブリタニック号に7つの爆弾が仕掛けたとジャガーノートと名乗る男が船の所有会社に連絡をします。

連絡を受けたイギリス海軍の爆弾処理チームで爆弾解体の名人であるファロン率いるチームがそれぞれの爆弾の場所に向かいます。

爆弾の解体作業中にはブービートラップに引っかかり部下3人が爆死。

その後もなんとか爆弾の解体を進めますが残された爆弾の時限装置には全て赤と青2本配線が伸びており、1本は起爆措置に直結していて、切れば爆発を停止できるが、もう1本はトラップ。

ちょうどそのころ、捕まえられた犯人が実はファロン中佐の元上司であった爆弾処理班OBのバックランドだったことが判明。

つまり処理班の隊長と昔なじみで、隊長は犯人に無線連絡で「赤と青の、どちらを切ればいい?」と聞きます(チーム全員がそのやりとりを聞いています)。間違ったほうを切ると爆死です。

無線で交信する二人。

『ここまでの爆弾解体の手順はいいか?』

『問題ない』

『あんたにはいろいろと教わったが、ひとつだけ聞き忘れたことがある。俺は青のコードを切るつもりだが間違っていないか?』

『そうだ、青を切れ』

しかし隊長はいろいろ考えて、赤のコードを切ります。そして、爆弾が爆発しないのを確認して、チーム全員に「赤を切れ」と指示をだし1件落着となります。

このような設定を『ワイヤージレンマ』といい、1974年のこの作品の後、いくつもの同じような演出の作品が登場しています。

実際に時限爆弾に罠を仕掛ける際は持ち上げただけ・傾けただけで爆発とか解体のためネジを回すと爆発など色々なパターンが有り、解体する方も罠を無効化するため液体窒素で爆薬を凍らせて爆発しないようにしたりします。

「どっちを切るか“幸運を頼りに”決める」のは定番パターンで、劇場版コナン(第1作)が公開された頃までには「なぜ、その色が主人公にとってラッキーなのか」だけでも数知れないバリエーションが存在します

「キャッツ・アイ」(北条司・作。1984~1988年)というマンガで警報装置解除のために切断するコードを選択する、という話があり「なぜ(正解である)赤を切ったのか?」と聞かれて「小学校の運動会で、赤組だと必ず勝ったから」と答える、というオチでした。
(なんで数多の例の中からこの話を選んだかといえば「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」のこだま兼嗣監督がTVアニメ版「キャッツ・アイ」のチーフディレクターだったから)

「時計じかけの摩天楼」の独創性は犯人が「爆弾を仕掛けるのより前に主人公のラッキーカラーを知って、それを利用しようとした」点にあります。
これは、「予言、占い、ジンクス等に従って切る色を決める」というその当時には既に使い古されていたネタにひねりを加えたものです。

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