呪術廻戦で近所のおばちゃんが赤飯を持ってきた意味は?
アニメ2期の43話(単行本だと15巻)でふみが、赤飯を炊いて持ってこられた時に「気色悪い」と感じたのはなぜなんでしょうか?
呪術廻戦|赤飯の意味は?最新話(2期の43話)
呪術廻戦アニメ2期の43話で
「友達になるより、他人になる方が難しいんだよ。村のばぁちゃんが赤飯を持ってきた。その気色悪さをわかった気がする。」
というふみのセリフがあります。
赤飯が近所のおばちゃんから持ってこられた理由は、古くからの風習に基づいたお祝い事です。昔は女の子が初めて生理が始まると、その家族や近隣の人々が喜んでお祝いをしていました。その際、赤飯が炊かれ、周囲に配られていたのです。ただし、現代ではこのような風習は減少しています。
ふみが赤飯を持ってこられた時に気分を害した理由は、生理が周囲の人々に無断で知られていたことに関するものです。初潮はプライバシーに関わる大切なことであり、その他人がそれを知ってお祝いをしてくるのは驚きと違和感を覚えることがあるでしょう。特に、自分の家族以外の人に、これほどデリケートな情報が知られていたことが不快だったのかもしれません。
赤飯の意味はお祝い事・魔除け
赤飯は、日本では古くからお祝いの席で振る舞われる伝統的な食べ物です。その意味は、大きく分けて2つあります。
1つは、魔除けです。日本では古くから、赤い色には邪気を祓う力があると考えられてきました。そのため、赤飯は災いを避け、幸せを招くという意味で、お祝いの席で振る舞われるようになりました。
もう1つは、縁起物です。赤飯は、赤い色から「赤」の音と「めでたい」の音を掛け合わせた「めでたい」という意味を持つ縁起物とされています。そのため、お祝いの席で振る舞われることで、祝福の気持ちを表すという意味があります。
具体的には、赤飯は以下のお祝いの席でよく振る舞われます。
結婚式
七五三
初節句
入学式
卒業式
新築祝い
還暦祝い
喜寿祝い
古希祝い
傘寿祝い
米寿祝い
卒寿祝い
白寿祝い
百寿祝い
また、赤飯は縁起が悪いことが起きた場合にも、魔除けや縁起直しとして食べられることもあります。
まとめ:呪術廻戦|赤飯の意味は?最新話(2期の43話)
アニメ2期の43話(単行本だと15巻)でふみが、赤飯を炊いて持ってこられた時に「気色悪い」と感じたのは、初経というプライバシーの極みのようなことが、何も言っていないのにいつの間にか他人に知られていて、その他人が“好意で”赤飯を炊いて持って来たから。
ただ昔は赤飯ではなく赤米という赤いお米をご先祖様にお供えしていたんです。
赤には邪気を払うという意味が込められていて、ご先祖様に「娘がついに初潮を迎え子供が生める体となりました。
どうが子孫繁栄のために守ってあげてください。」
とお祈りしていたそうです。
現在では赤米が身近にありませんので、赤米が起源とされる赤飯を食べる事で、子孫繁栄を願っているのです。
七五三など、お祝い事をする時に赤飯を食べるのも、同じ意味が込められいるそうです
ただ、呪術廻戦での赤飯の話の気味悪さは、そういった個人のデリケートな話を家族でもない人が知っている、ということは家族が周りにその話をしているということです。
「友達になるより他人になる方が難しい」とはこういうことです。