熟語の構成の見分け方・解き方のコツは?漢検2級や3級、準2級は?

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熟語の構成の見分け方のコツあh?

漢検で「熟語の構成」問題は、6級から2級までの各級で出題されますが解き方はどうすれば良いんでしょうか?

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熟語の構成の見分け方のコツは?漢検2級や3級、準2級は?

「熟語の構成」問題では、一つ目と二つ目の漢字の間にある関係を正しく判断することが求められます。

熟語の意味を正確に理解していれば、徐々に素早く判断できるようになります。

まず重要なポイントは、訓読みです。熟語の意味に合わせて、一文字ずつ訓読みしてみます。

以下は例ですが、いくつかの例を挙げます。

「身体」 → 「身(からだ)」+「体(からだ)」
「清潔」 → 「清(きよい)」+「潔(いさぎよい)」
「採取」 → 「採(とる)」+「取(とる)」
「選択」 → 「選(えらぶ)」+「択(えらぶ)」

意味が同じまたは類似しているものもあります。

◆意味が、それぞれ反対または対(セット)になっているもの。

・左右 → 〔ひだり〕 ⇔ 〔みぎ〕

・新旧 → 新〔 あたらしい 〕 ⇔ 旧 〔ふるい〕

・得失 → 〔 得る 〕 ⇔ 〔失う〕

・送迎 → 〔送る〕 ⇔ 〔迎える〕

また、意味が反対または対になっている熟語もあります。

◆上の字が下の字の意味を打ち消しているもの。

・未納
・不在
・無税
・非常

さらに、上の字が下の字の意味を打ち消しているものもありますが、これは「未(み)」「不(ふ)」「無」「非」の4つだけです。

これらのパターンは比較的簡単です。

次に難しいパターンですが、漢字の間にやじるしを入れるつもりで考えます。

例えば、下の字が名詞で、それを説明する字が上につくことがあります(修飾)。

以下はいくつかの例です。

・洋画 「洋」の意味は「画(西洋の絵画・映画)」であり、「洋」が「画」を説明しています。

・強敵 「強」の意味は「敵(強い敵)」であり、「強」が「敵」を説明しています。

・平面 「平」の意味は「面(平らな面)」であり、「平」が「面」を説明しています。

・美脚 「美」の意味は「脚(美しい脚)」であり、「美」が「脚」を説明しています。

最後に、逆から読むと意味が通じる熟語もあります。

以下はいくつかの例です。

・着火 「着」は逆に読むと「火」であり、「火を着ける」という意味が通じます。

・保温 「保」は逆に読むと「温」であり、「温度を保つ」という意味が通じます。

・徹夜 「徹」は逆に読むと「夜」であり、「夜を徹する」という意味が通じます。

・出荷 「出」は逆に読むと「荷」であり、「荷物を出す」という意味が通じます。

・禁煙 「禁」は逆に読むと「煙」であり、「喫煙を禁ずる」という意味が通じます。

・護身 「護」は逆に読むと「身」であり、「身を護る」という意味が通じます。

このように、逆から読むと意味が通じる熟語もあります。

以上がポイントです。これらの規則に従って問題を解くと、漢検の「熟語の構成」問題に対応できるようになります。

熟語の構成の解き方のコツは?

熟語の構成を解けない原因は、2つのうちのどちらか(またはその両方)です。

■1
漢字の意味が分からない 漢字の意味は漢和辞典に載っています。超基本的勉強法として、復習時には辞書を引いてください。問題を解いているときに、どうしても分からなければ、推測するしかありません。推測の練習は問題集を使えばできますよね。推測の方法は、

(1) 訓読みを思い出す
(2) 同じ字を使う熟語を思い出す

の2つです。たとえば「耐」は訓読みが「たえる」なので、「耐」の意味が「たえる」だと推測できます。また、「雅俗」の「雅」は「優雅」や「雅楽」、「雅語」などに使われます。「優雅」や「雅楽」などの共通点を考えると、「雅」には上品というニュアンスがあると推測できます。

■2
漢字の意味から熟語の構成を推理できない 添付画像の例で説明します。たとえば「嘆声」と「耐熱」はどちらも、「動詞+名詞」という構成なので迷うかもしれません。まずこれらが、

・ア:同じような意味の漢字…
・イ:反対または対応の意味…
・オ:上の字が下の字の意味を打ち消している…

ではないのは明らかですよね。

まずは「嘆声」(なげく+こえ)から考えます。仮に、「エ:下の字が上の字を…」だとしたら、「嘆声」の意味は「こえ(声)、なげく(嘆)」、つまり「こえになげく」ということになります。ですが、「嘆声」の意味はこれではありませんよね。これに対して「ウ:上の字が下の字を…」だとしたら、「なげく(嘆)、こえ(声)」、つまり「なげく人のこえ」ということになります。「嘆声」の意味はこちらなので「ウ:上の字が下の字を…」が正解です。

一方「耐熱」(たえる+ねつ)はどうでしょうか?仮に「ウ:上の字が下の字を…」だとしたら、「耐熱」の意味は「たえる(耐)、ねつ(熱)」、つまり「たえるときのねつ」になりますが、「耐熱」の意味ではありませんよね。「エ:下の字が上の字を…」だとしたら、「ねつ(熱)、たえる(耐)」、つまり「熱に耐える」になります。これが「耐熱」の意味なので、「エ:下の字が上の字を…」が正解です。

日本語が苦手な人は、漢字の意味を覚えたり、熟語の構成を推理したりするのが難しいかもしれません。しかし、少しずつ練習することで、熟語の構成を解けるようになるでしょう。

まとめ:熟語の構成の見分け方・解き方のコツ

①「同じような意味の感じを重ねたもの」
例)上下、左右、進退、優劣など
これは例えば身体だと「身」という字は「全身」や「自身」という体のことをいうことが多いです。
そのため「体」という字はそのまま体に関係することが多いので「身」も「体」も体に関係があり、
このことから同じ意味のような言葉だとわかると思います。

②「反対または対応の意味を表す字を重ねたもの」
例)寒冷、救助、温暖など
これは例えば上下だと当たり前かもしれませんが反対の意味の漢字だとわかると思います。
しかし難しい漢字が出てくるとやはり漢字の意味を知ることがとても重要です
なのでまずは簡単にでもいいので意味を覚えることが大切だと思います。

③「上の字が下の字を修飾しているもの」
例)牛肉、花束、美人など
これは例えば洋画だと「洋風の画」という意味だとよみとれます。また、工場では「工」という字には物を作るといういみがあるので
物を作る場所という意味だと読み取ることが出来ます。
まとめて言うと上の漢字から読めば意味がわかるものは③ということになります。

④「下の字が上の字の目的語・補語になっているもの」
例)登山、読書、乗船など
これは例えば着火では下の漢字から上の漢字に向かって読むと火が着くということだとよみとれます。
なので④は③の逆で下から読めば意味のわかるものは④ということになります。

⑤「上の字が下の字の意味を打ち消しているもの」
例)腹痛、国立、市立、円高
これは今までのものよりはとても簡単です。⑤は上の漢字が「未・無・非・不」のこの4つの中の漢字の場合に限り⑤になります。
なのでこの4つの漢字が上の漢字のときは必ず⑤になります。

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