カエンタケはキノコ類の中で唯一、触っただけで皮膚がただれる危険なキノコ。
炎のように赤く、まるで異世界の生き物のようなカエンタケですがベニナギナタタケとよく似てるキノコなので見分け方は?
カエンタケと似てる!ベニナギナタタケの見分け方は?
カエンタケは小指の先程度を食べただけでも、人が1人が死んでしまうほどの毒性を持っているといいます。
カエンタケは、燃えるような朱色を帯び、炎が立ち上がるようにキノコが枝分かれして生えるのが特徴。
カエンタケと似たキノコに食用キノコのシロソウメンタケ科ナギナタタケ属のベニナギナタタケと言うキノコがあります。
ベニナギナタタケは先が尖っている特徴で色はカエンタケに比べるとややオレンジ色です。
ただいずれにしても専門的な知識を有しておらず少しでも不安な場合には、ベニナギナタタケだと思っても安易に野生のキノコは口にしないようにしましょう。
カエンタケとは食べたら死亡?発生場所は?
「赤いキノコ触らないで」 県が注意呼びかけ、食べると死ぬことも
鳥取県大山町の中国自然歩道で猛毒のキノコ、カエンタケが見つかり、県が注意を呼びかけている。
県によると、川床登山口から大休峠に向かう自然歩道わきで15日、巡回中の県職員がナラ枯れで伐採された切り株に1~10センチほどのカエンタケ約10個を見つけ、処分したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4896f6e3d585e4b49e4cf2d6a20b1c4ca016e9c7
カエンタケは自分が喰われる前に相手(人間)を倒す能力を持っています。この点が他の毒キノコを上回る恐ろしさといえます。
カエンタケは、触れるだけで危険です。まして折ったりしてから内部の液体に触れた場合はそこから毒が回ってエラい目に遭います。
他の毒キノコは、たとえ一本喰うだけで確実に屍ぬタマゴテングタケやドクツルタケであっても、触れる分には全く無害なわけです。
その独特の形状や、生息区域の関係で子どもが利用するキャンプ場では、カエンタケを見つけても絶対に触ってはならないというアナウンスがされています。
毒キノコの毒は消化管を通じて回るわけですが、カエンタケの毒は口に入れただけでもうアウトです。
摂取後10分前後の短時間で症状が現れる。初期には消化器系の症状が強く、腹痛、嘔吐、水様性下痢を呈する。その後、頭痛、めまいや手足のしびれ、呼吸困難、言語障害、白血球と血小板の減少および造血機能障害、全身の皮膚のびらん、肝不全や腎不全、呼吸器不全、胸痛といった多彩な症状が現れ、致死率も高い。また回復しても、小脳の萎縮や言語障害、運動障害、あるいは脱毛や皮膚の剥落などの後遺症が残ることがある
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B1
空気中を漂う胞子の中にも毒成分が含まれているため、皮膚や粘膜が敏感な人は近づくだけで症状が出る可能性があります。 胞子が眼に入ったり、吸い込んでしまったりすると、粘膜に激しい炎症が起こり、びらんや潰瘍を作ることもあります。
引用:https://kurashi-no.jp/I0008411