カゲプロ(カゲロウプロジェクト)はどんな結末を迎えるストーリーなんでしょうか?
シンタローが能力を手に入れる経緯、ヒビヤとヒヨリそしてモモがどうカゲロウデイズの物語に関係してくるんでしょうか?
カゲプロのストーリー・あらすじネタバレ
カゲロウプロジェクトは、
何度も8月15日を繰り返して
「カゲロウデイズ」と呼ばれる
不思議な現象を攻略していく物語です。
番号振って章毎に
追えるようにしてみました。
①主人公如月伸太郎(以外シンタロー)は
物語が開始される2年前に
とある事件が原因で
引きこもりになってます。
この「とある事件」とは、
主に彼の親友・楯山文乃(以下アヤノ)の
自殺の事を言います。
シンタローのパソコンに住み着いている
エネという電脳少女のいたずらにより、
パソコンのマウスとキーボードを
壊してしまいます。
新たなマウスとキーボードを購入する為に、
デパートへ。
これが久しぶりの外出となりますが、
そのデパートでテロに遭います。
そのシンタローの妹、如月桃(以下モモ)は
幼い頃に海難事故に遭った事により
父と共に自身も死亡。
カゲロウデイズに接触し、
「目を奪う」という能力を手に入れています。
しかし能力を制御できず、
かなり他人から注目されてしまう体質と
なっている状態で、
それをできるだけ上手く利用する為に
アイドルをやってます。
しかし、制御できないので、
町中でもかなり目立ってしまい、
生活でも支障をきたしています。
そこでメカクシ団の団長である
木戸つぼみ(以下キド)と出会い、
能力制御を身につける為に
メカクシ団に加入します。
この段階でのメカクシ団員は、
瀬戸幸助(以下セト)、鹿野修哉(以下カノ)、
小桜茉莉(以下マリー)、
そしてキド、モモです。
先程のデパートでのテロで
シンタローwithエネとメカクシ団は
出会い、テロリストと共闘します。
この事件がきっかけで、
シンタローとエネは
メカクシ団に加入します。
② 場面は少し変わり、
田舎から都会へやってきた
雨宮響也(以下ヒビヤ)と
朝比奈日和(以下ヒヨリ)。
ヒヨリはクラスのアイドルで、
一方ヒビヤはそんな彼女を
こよなく愛する「一流アサヒナー」。
いわゆるヒヨリの大ファン。
しかし、ヒヨリはヒビヤの事は
ただのクラスメイトとしか思ってません。
ヒビヤが落とした定期入れを
偶然拾ったヒヨリは、
ヒビヤがスマホを欲しがっている事を知り、
そして自身はアイドル・モモのサインを
貰うために、ヒビヤの望みを叶えることを
条件に、彼を付き人として連れ都会へ行く。
2人の泊まり先の家には
ヒヨリの義兄(ヒヨリの姉の夫)である
ケンジロウ、
そして白髪の青年・コノハが住んでおり、
到着した二人を出迎えます。
ヒヨリはここでコノハに一目惚れして、
ヒビヤは激しい嫉妬心を抱きます。
①でデパートのテロが発生した事で、
スマホの購入は延期。
街を歩いていたところ、
ヒヨリを助けようとして共に
トラックに轢かれて死亡し、
「カゲロウデイズ」に接触。
コノハは二人が目の前で死んだ時に共に
「カゲロウデイズ」に入り込み、
「終わらないセカイ」で繰り返される
ヒビヤとヒヨリの惨劇を見続け、
「選ばれた」ヒビヤと共に現実世界に戻り、
メカクシ団に2人とも加入します。
ちなみに、この一連の事件は黒幕の陰謀。
③カゲロウデイズから抜け出したコノハとヒビヤを追いかけてきたメカクシ団は、ここから物語の真相に近づいていきます。
カゲプロのストーリー・結末ネタバレ
カゲプロ(カゲロウプロジェクト)は各ルートごとで若干の差分があり、そして結末が違います。物語に深く関わる媒体は以下の通り。
・楽曲(CD、動画等)
・マンガ
・小説
・アニメ
カゲプロ(カゲロウプロジェクト)の結末について、最終的にメカクシ団がカゲロウデイズに入り、「繰り返す」ことになりました。
カゲロウデイズとはその中に入ったら時間を永遠に巻き戻し同じ悲劇を何度も何度も繰り返す、異空間です。曲でも、ヒヨリが死ぬという悲劇を何度も何度も繰り返しますよね。
そもそもカゲロウデイズに入るためには、瀕死状態じゃないといけません。2人が同時に瀕死状態になることにより入ることができます。そして、どちらかが適応した能力を命の代わりに受け取り、カゲロウデイズから出ることが出来る。
ですが、今回の小説では故意的にカゲロウデイズを開いたので一気に何人も飲み込むことが出来ました。あのクロハのシーンです。マリーにアザミの意思が移り、アザミがカゲロウデイズを開いて一時的にクロハを止めようとしたあのシーンで、能力が足りないからと半数のメカクシ団の命が犠牲になりましたよね。そして無事カゲロウデイズは開け、クロハとキド、シンタロー、モモ、カノ、エネが飲み込まれました。
そして、セト、マリー、ヒビヤが残ります。セトはメカクシ団と一緒に過ごした楽しかったあの日々を忘れて、マリーを幸せにするために生きようとします。
小説で描かれてた部分の内容なので中略しますが、ヒビヤの能力によってカゲロウデイズに飲み込まれた人達と会話ができ、そこでセトにある決断を強いられます。
これからどうするか。
ひとつは、このままセトとマリーとヒビヤで何事も無かったかのように未来を歩み続けるのか。
もうひとつは、カゲロウデイズに入って、みんなと過ごした楽しかった日々を、過去を繰り返すか。
後者は最終的に悲劇が訪れます。悲劇が訪れ、過去に戻り、また悲劇が訪れ、また過去に戻り………を永遠に繰り返すのです。もちろんメカクシ団の未来はないです。
それでも、一緒に過ごしていたかった。ずっとずっと一緒に楽しんでいたかった。最後は悲しくてもいい。ずっと一緒にいたい。と、セトは後者を選び、メカクシ団はカゲロウデイズで再び揃いました。
小説の最後に、シンタローとアヤノが話しているシーンがありますよね。そこで2人が「…この話、何回もしてるね」「何百回はしてるな」と話していますが、これは繰り返した回数を言っているのですね。
■真相
①電脳少女エネの正体は榎本貴音。
コノハの正体は九ノ瀬遥。
2人ともシンタローとアヤノの1つ上の先輩である。
病を患っている為、特別養護学級に通っている。
貴音と遥は両片想いだが、黒幕のせいで2人とも死亡し、「カゲロウデイズ」に干渉。
貴音は「目が覚める」能力を得てエネとなり、遥は「目が醒める」能力を得てコノハとなる。
エネはその後、シンタローの元へ。
コノハが記憶喪失なのは、遥の精神がカゲロウデイズに取り残され、空っぽの肉体に別の人格が生まれた為。
②親友アヤノの自殺の理由。
それは黒幕の計画を阻止する為だった。
孤児として引き取られたキド、セト、カノに対して、アヤノは何かと世話を焼き、3人の姉のような存在。
アヤノの母・アヤカが亡くなってから、アヤノの父・ケンジロウの様子がおかしくなってしまう。
色々調べた結果、黒幕の存在、そして敵の計画にアヤノは気づいてしまう。
その計画は父に取り憑いた黒幕が、彼女の周りの人達をも巻き込むもの。
周りの人達が殺されるのを防ぐ為、自ら「カゲロウデイズ」に接触し能力のひとつを所持したまま「カゲロウデイズ」に留まり、全ての蛇を現実世界に出させなくすることでその計画の破綻を目論んだ。
しかし、それこそが敵の真の目的だった。
真相を知っているのはカノのみ。
カノはアヤノから相談を受け、姉が調査している最中に、彼が持つ能力を駆使してアヤノの学校に通う。
その時にシンタロー達と会っている。
だが黒幕に脅され、誰にも話すことができなかった(セトは薄々勘付いていた様子)。
カノは黒幕に脅され、そして仲間を守るために様々な隠蔽工作を手伝う事になる。
毎日アヤノの姿をして通い、死体のフリをさせられた。
その後、家に帰る途中アヤノの姿から戻れないまま偶然シンタローに遭遇し、様々な精神的苦痛が重なったために彼を責め立てた。
これがシンタローがひきこもってしまった最大の原因となる。
③カゲロウデイズの誕生秘話と
黒幕について。
カゲロウデイズは、10の蛇の能力によって創り上げられた「終わらないセカイ」のこと。
8月15日に死んだ2人が接触し、その内1人のみが外に出てくる際に蛇に憑かれ、能力を得る事ができる。
このカゲロウデイズを生み出したのは、アザミと呼ばれるメデューサ。マリーの祖母。
人間から恐れられていた自分に初めて好意を持った青年と恋に落ち、家族を作る。人間よりも寿命が長く、一人きりになる事を恐れた彼女は、黒幕の助言を受け、目の能力を使い「終わらないセカイ」を創った。
その中で家族と共に永遠に暮らそうとしたが、その直前に村人たちの襲撃を受けてしまった事で存在自体が家族を不幸にすると考えるようになり、そのセカイには自分だけが入り、永遠に独りで生きる道を選んだ。
だが、彼女が作り出したそれは、永遠の苦しみが続くだけの世界だった。
その後、月日が流れ、ある時に人間に殺害されてしまったアザミの娘シオンと孫のマリーを終わらないセカイことカゲロウデイズへ8月15日に引き込む。
カゲロウデイズにて、アザミにより、孫のマリーへ全ての「蛇」を統括する能力「目を合体させる」蛇を命代わりとして譲渡される。
だが能力譲渡した事で、以来アザミが「8月15日に死んだ2人の命を引き込む」という指示を撤回できなくなってしまう。
メカクシ団の仲間も巻き込まれたのは、先程の指示を撤回されなかった為。
黒幕の正体は、『目が冴える蛇』。
カゲロウデイズの創成に関わり、「持ち主の願いを叶える」性質を持つ、自我のある蛇。
蛇の性質上、願いがなければ自我を維持できず、かといって願いを叶えようとしなければ存在意義に反するため、「もう一度カゲロウデイズに閉じ込められているアヤカに会いたい」というケンジロウの願いを利用し、その願いを永遠のものとする事を目的としている。
アヤノが投身自殺した事で、ケンジロウの願いは叶う事ができなくなってしまった。
それでもケンジロウの願いを叶えるという大義名分の元、実際は冴える蛇の存在を存続させる為にマリーの能力を用いて現実世界をカゲロウデイズの如くループさせ続ける事を目論む。
④カゲロウデイズ攻略
メカクシ団員達は冴える蛇の謀略を阻むべくカゲロウデイズ攻略作戦を立て、カゲロウデイズに冴える蛇を閉じ込めようと試みる。
しかし冴える蛇はケンジロウから抜け出て、願いを成就しかけていたコノハの体を乗っ取り、黒いコノハへと姿を変貌。そこから次々とメカクシ団員を殺害していく。
この悲劇に耐えられなくなったマリーは合体させる蛇の能力を用いて、現段階で現実世界にある蛇全てを吸収し覚醒します。
ですが、以下が原因で現実世界を巻き戻します、いわゆるループさせてしまう。
・楽曲やマンガ1周目では、マリー自身が悲劇に耐えられず、「再び皆と共に過ごしたい」と願ってしまった為。
・小説、マンガ2周目は冴える蛇をカゲロウデイズに閉じ込める事に成功するものの、生存者と死亡者に分かれてしまう為再び現実世界を巻き戻す。
ここまでがカゲプロの基本的なストーリー(ほぼ楽曲ルート)となります。