2024年の介護福祉士試験の筆記試験は下記のような日程・内容で行われました。
■介護福祉士試験の日程・時間
令和6年1月28日（日曜日）
午前の部：午前9時50分～12時30分（計2時間40分）
午後の部：午後2時20分～午後5時00分（計2時間40分）
■介護福祉士とは
介護福祉士は、身体や精神に障害があり、日常生活を送るのが困難な人をサポートする仕事です。利用者の身体介護や生活支援、相談や助言、社会活動支援など、さまざまな役割を担います。
身体介護
食事や入浴、排泄などの際に、利用者の身体に直接触れて介助を行います。利用者の状況や状態に合わせて、適切な介助を行うことが大切です。
生活援助
本人の代わりに炊事や洗濯、買い物などの家事を行います。利用者が自立して生活できるように、サポートします。
相談・助言
介護サービスに関する相談や、保険や要介護認定などに関する相談を受け、助言します。利用者本人とご家族の方の窓口となり、他施設との連携も図ります。
社会活動支援
地域のサークル活動等の情報提供や、就労のための支援を行います。介護が必要な状況でも孤立しないよう、安定した社会生活と対人関係が築けるようサポートします。
介護福祉士試験解答速報2024
2024年の第36回介護福祉士試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
twitterのハッシュタグ「#介護福祉士試験解答速報」
5ch
「資格の大原」と「LEC東京リーガルマインド」では介護福祉士試験の解答速報は発表していないようです。
twitterのハッシュタグでは他にも「#介護福祉士試験」や「#介護福祉士解答速報」で解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
介護福祉士試験2023の合格ライン・合格基準の予想は？
介護福祉士試験は全125問で1問すべて1点。5つの選択肢から正解だと思うものを1つ選ぶ5肢択一式。
■領域：人間と社会
人間の尊厳と自立、人間関係とコミュニケーション、社会の理解
■領域：こころとからだのしくみ
発達と老化の理解、認知症の理解、
障害の理解、こころとからだのしくみ
■領域：医療的ケア
医療的ケア領域：介護
介護の基本、コミュニケーション技術、生活支援技術、介護過程総合問題（上の４領域の知識・技術について横断的に問う問題を、事例形式で出題）
合格するには2つの条件を満たす必要があります。
1 総得点125点に対し、おおむね得点77点以上
2 「11科目群」すべてで最低1問は正解すること
※毎年総得点の60%程度を基準に、その年の問題の難易度によって補正されます。
総合点が125点になってからの合格基準点は
第29回（平成28年度） 75点
第30回（平成29年度） 77点
第31回（平成30年度） 72点
第32回（令和元年年度） 77点
第33回（令和2年度） 75点
第34回（平成3年度） 78点
第35回（平成4年度） 75点
といった感じで合格ライン・合格基準は毎年、試験後に80点より上と言われています。蓋を開けると80点になることは一度もありません
第34回介護福祉士国家試験までの合格状況は、
実施時期 合格率 受験者数 合格者数
第34回 2022年 72.3％ 83,082人、60,099人
第33回 2024年 71.0％ 84,483人 59,975人
第32回 2020年 69.9% 84,032人 58,745人
第31回 2019年 73.70% 94,610人 69,736人
第30回 2018年 70.80% 92,654人 65,574人
第29回 2017年 72.10% 76,323人 55,031人
第28回 2016年 57.90% 152,573人 88,300人
第27回 2015年 61.00% 153,808人 99,689人
第26回 2014年 64.60% 154,390人 93,760人
第25回 2013年 64.40% 136,375人 87,797人
介護福祉士試験内容（筆記試験、11科目群）
人間の尊厳と自立、介護の基本、
人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
社会の理解
介護の基本
コミュニケーション技術
生活支援技術
介護過程
こころとからだのしくみ
発達と老化の理解
認知症の理解
障害の理解
医療的ケア
総合問題
介護福祉士試験対策のポイント
介護福祉士試験を受ける際に重要なポイントがあります。まず、解ける問題と解けない問題を見極めることが肝心です。試験では解ける問題から解いていくことが大切です。解けない問題に時間を費やしてしまうと、解ける問題を解く時間が足りなくなります。試験の傾向として、1/3は経験や一般常識で解ける問題、1/3はしっかり勉強しないと解けない問題、残りの1/3は難しい問題とされています。ですから、自分が解ける問題と解けない問題を見極め、戦略的に取り組むことが重要です。
次に重要なのは、試験で頻繁に出題される範囲を把握することです。試験範囲の中でも、特に出題されやすい分野を把握し、重点的に学習することがポイントです。例えば、「社会福祉士及び介護福祉士法」に関する知識や、障害分野についての理解が重要です。これらの分野は頻繁に出題されるため、しっかりと押さえておく必要があります。
さらに、難易度の高い範囲も把握しておくことが大切です。試験には難問も含まれますが、解ける問題から取り組んでいくことが基本です。しかし、難易度の高い範囲を把握し、挑戦することで他の受験者との差をつけることができます。特に、人間の尊厳と自立、社会の理解、生活支援技術、障害の理解などは難易度の高い分野とされています。これらの分野に対する対策をしっかりと立てることがポイントです。
最後に、試験内容とその傾向をよく理解することが重要です。介護福祉士試験は幅広い分野をカバーしていますが、何を重点的に覚えるべきか、何を覚えなくても良いかを理解することが成功の鍵です。過去の試験問題を解いたり、解答解説を読むことで試験の傾向を把握し、効果的な学習計画を立てることが大切です。
介護福祉士試験2023の難易度,受験生感想まとめ
介護福祉士は、国家資格であり、「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づいています。この資格を持つ人々は、身体や精神の障害によって日常生活に支障をきたす人々の介護を専門的に行い、その人々や介護者に指導を提供します。
介護福祉士の役割は多岐にわたります。彼らは、ホームヘルパーや施設の介護職員として活動し、介護業務を担当します。その中には、身体介護や生活支援、相談や助言、そして社会活動支援が含まれます。
介護福祉士は、高齢化社会においてますます需要が高まる職種です。彼らの役割は、利用者の生活の質を向上させ、安心して生活できる環境を整えることにあります。そのため、介護福祉士は専門的なスキルと情熱を持ち、常に利用者のニーズに応えることが求められます。
介護福祉士は、ただ介護を行うだけでなく、利用者との信頼関係を築き、その人らしい生活をサポートすることが使命です。彼らの活躍によって、より支え合いのある社会が実現されることでしょう。
