掛け算と割り算の混じった計算の順番は?
掛け算と割り算はどっちさきに計算するのでしょうか?
掛け算と割り算の順番|どっちが先?
掛け算と割り算の混じった計算の順番は、「最初に出てきた掛け算割り算の方を先にやる」です。例えば、5÷1×3を計算する場合、最初に出てくる掛け算は5÷1なので、5÷1×3=15になります。もし、最初に出てくる割り算を先に計算すると、5÷(1×3)=5/3になります。これは、5÷(1×3)という分数の計算をしたからです。
計算の優先順位は、以下のとおりです。
- カッコの中を先にやる。
- カッコがなくなったら、あるいはカッコの中では、割り算掛け算を足し算引き算より先にやる。
- 上記の1、2で区別がつかないときは、左から順番にやる。
例えば、5÷1+3×2を計算する場合、カッコの中を先に計算すると、5÷1+3×2=5+6になります。カッコがなくなったら、割り算掛け算を足し算引き算より先に計算するので、5÷1+3×2=5+6=11になります。
掛け算と割り算の順番|かっこはどっちが先?
式の中にカッコがある場合は、カッコの中の計算を先に行うルールがあります。カッコの中を優先して計算した後、残りの掛け算や割り算を左から右へ順番に行うという流れです。
例えば、「(42÷21)×(16÷4)」という式を考えてみましょう。
カッコの中を先に計算します。「42÷21」を計算します。
42÷21 = 2
次にもう1つのカッコの中を計算します。「16÷4」を計算します。
16÷4 = 4
最後に残った掛け算を計算します。「2×4」を計算します。
2×4 = 8
したがって、式「(42÷21)×(16÷4)」の計算結果は、8です。
まとめ:掛け算と割り算の順番|どっちが先?
掛け算と割り算は、基本的には「最初に出てきた掛け算または割り算を先に計算する」ことがルールです。つまり、式を左から右へ順番に計算していくという意味です。
例えば、式「42×6÷21÷4」を計算する場合を考えてみましょう。
最初に出てきた掛け算は、「42×6」です。これを計算します。
42×6 = 252
次に割り算が出てきました。「252÷21」を計算します。
252÷21 = 12
最後にもう1つの割り算、「12÷4」を計算します。
12÷4 = 3
したがって、式「42×6÷21÷4」の計算結果は、3です。
このように、最初に出てきた掛け算「42×6」を先に計算し、次にその結果を使って割り算を行っています。
ただし、掛け算と割り算の順番を変えると、意味が変わってしまう場合もあります。例えば、392÷7×19を計算する場合は、392÷7×19=56×19=1064となります。しかし、392を(7×19)等分すると、392÷(7×19)=392÷133=3となります。この場合、392を7等分して、19倍するという元の計算の意味を壊しています。