牡蠣はカキフライにすると亜鉛が抜ける?含有量は?
生カキとカキフライだと亜鉛の含有量はどれくらい違うんでしょうか?吸収を高めるのは加熱?レモン?
カキフライに亜鉛の含有量は?
亜鉛とは体内に存在する量が最も多いミネラル。
水に溶けやすい性質がありますが加熱によって亜鉛の成分が化学変化をするなどして失われることはないようです。
そのため、
同じ大きさ
同じ重量
同じ産地
なら、生カキとカキフライどちらも同じ量の亜鉛を含んでいると考えて良さそうです。
牡蠣100gあたり亜鉛16.62 mgです。
逆に茹で汁を捨てる調理法は避け、煮汁ごと食べられる汁物やスープ料理にするのが望ましいでしょう。
カキフライに亜鉛は加熱・レモンで吸収を高める?
亜鉛と一緒に摂取することで吸収率を下げてしまう食材があります。
植物性食品に含まれている食物繊維やフィチン酸
加工食品に多く含まれているポリリン酸
引用:https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/health-care/18116
牡蠣を加熱しても亜鉛の吸収率を高めたり下げたりすることはなさそうです。
それに対して、梅干やレモンに多く含まれるクエン酸、ビタミンC、動物性たんぱく質などは亜鉛の吸収を促進する成分とされています。
クエン酸は、亜鉛等ミネラルと一緒に摂ることでそれらの吸収を促進し、ビタミンCはクエン酸の作用を強めるのでカキフライにレモンをかけて食べるのは理にかなっています。
ちなみに、カキフライなら加熱用と書かれたもので作って下さい
生食用と加熱用は養殖海域が保健所の指定海域かどうかの違いです
鮮度や品質の優劣ではありませんので、安心してください
カキフライでもそうですが、加熱時のポイントは「中心温度が85℃以上になってから1分間加熱」です
まとめ:カキフライに亜鉛は加熱・レモンで吸収を高める?含有量は?
牡蠣はカキフライにしても成分は失われませんが亜鉛はもともと吸収率があまり良いミネラルではありません。
亜鉛は非常に重要な成分である一方で、非常に摂りづらい成分でもあります。体内の吸収率は悪く、食品からの吸収率は30%程度といわれています。吸収率を上げる為にビタミンCやクエン酸を含む食品と併せて摂ることで吸収効率を上げることをおすすめします。
引用:https://www.mpc-lab.com/blog/20200915
穀類や藻類の食物繊維を摂り過ぎると亜鉛などのミネラルを吸着して吸収を妨げます。
カルシウムの摂り過ぎやほうれん草に多いシュウ酸の摂り過ぎ、アルコールの飲みすぎにも注意してください。
吸収を良くするには動物性蛋白質を摂る、ビタミンCやクエン酸など摂ると良いです。
牡蠣フライにはレモンが付いている事が多いですがレモンはビタミンCやクエン酸が多く含まれていますので良く絞って使ってください。