仮面ライダー龍騎の最終回について考察。
2002年2月3日から2003年1月19日までテレビ朝日系列で毎週日曜8時から8時30分(JST)に全50話が放映された「平成仮面ライダーシリーズ」第3作
キャッチコピーは「戦わなければ生き残れない!」ですが仮面ライダーたちの死因は?
仮面ライダー龍騎の最終回を考察|
『仮面ライダー龍騎』の最終回について、この作品の最終回では、神崎士郎が繰り返される時間のループから解放され、正常な世界が示されています。この世界は士郎の妹、優衣の死を受け入れ、彼女のために生命エネルギーを集めるためにライダーバトルを行っていたことに関連しています。
優衣が子供の頃に病気で亡くなり、その後、士郎は彼女の命を延ばすために膨大な生命エネルギーを集めるためにライダーバトルを行います。しかし、優衣はその命を受け入れず、士郎は何度も時間を巻き戻し、彼女が命を受け取るまで何度も繰り返します。
最後に、士郎は優衣の説得を受け入れ、彼女が子供の頃に亡くなるという「正しい歴史」を受け入れ、時間のループを断ち切ります。この出来事により、士郎の干渉を受けない本来の時間が始まります。
最終回では、ライダーたちがお互いの記憶を持たず、ライダーバトル自体が無い状態が描かれています。この世界では、彼らは戦って死ぬこともありません。しかし、一部の人々には記憶の欠片が残ることが示唆されています。
士郎と優衣は実際には死んでおり、彼らの存在は不安定です。作中では、彼らの消滅も描かれています。
作品の結末には複数の異なるバージョンがあり、士郎が時間をリセットすることによって異なる現実が生まれるとされています。そして劇場版やスペシャル版は、この異なる現実の一つを描いています。
最終的には、ライダーにならなかったことで生き残るキャラクターもいます。そして時系列は第一話から一年後という時間経過が示され、戦うこともなく一年が過ぎるラストとなっています。
仮面ライダー龍騎の最終回|仮面ライダーたちの死因は?
①仮面ライダー龍騎:変身前の姿で人間界に現れたレイドラグーンの大群から女の子を庇っていた時、レイドラグーンの一体が城戸の体を攻撃した為、それが致命傷となりその後力尽きて息絶えた。
②仮面ライダーナイト:仮面ライダーオーディンとの最終決戦で辛くも勝利したが、その時受けた必殺技「エターナルカオス」の威力が強すぎた為、体の限界を迎え死亡した。
③仮面ライダーゾルダ:元から不治の病を体に抱えていたが、最終決戦時においてついに病状が末期を迎えた為体力が尽き死亡した。
④仮面ライダー王蛇:ライダー同士の戦いにおいて最大のライバルであった仮面ライダーゾルダ/北岡が最終決戦直前に死亡したためその秘書の由良が代わりを務めていたが、浅倉自身は北岡と決着をつけないまま戦いを終えたという状況に絶望。これからの生きる意味を見いだせず、結果警察機動隊に打たれ死ぬという道を選んだ。
⑤仮面ライダーシザース:仮面ライダーナイトにシザースのカードデッキを破壊された為、ボルキャンサーとの契約が無効になり、エネルギーを待っていたボルキャンサーは近くにいた契約者の須藤を捕食。須藤はバトルから脱落した。
⑥仮面ライダーガイ:仮面ライダー王蛇に仮面ライダーゾルダの「エンドオブワールド」から身を守るための盾にされ、続けざまに王蛇の「べノクラッシュ」の攻撃を受けた為、ダメージに耐え切れず爆発して死亡した。
⑦仮面ライダーライア:仮面ライダー王蛇の「べノクラッシュ」を受ける寸前だった仮面ライダー龍騎を助けるため、自身が身代わりになり、やがて元の世界で息絶えた。
⑧仮面ライダーファム:仮面ライダーリュウガの圧倒的な攻撃を受け致命傷を負っていた為、路上の端で息絶えた。
⑨仮面ライダーリュウガ:仮面ライダー龍騎の「ドラゴンライダーキック」を自身の「ドラゴンライダーキック」で打ち負かそうとしたが結果、その対決には仮面ライダー龍騎が勝った為リュウガは消滅した。
⑩仮面ライダーベルデ:背を向け逃げ出そうとした時、仮面ライダーナイトの「飛翔斬」を受けて死亡した。
⑪仮面ライダーインペラー:仲間だと思っていた仮面ライダータイガから突然の反逆を受け、ミラーワールドを力もなく彷徨っていた所に仮面ライダー王蛇が偶然現れ「ベノクラッシュ」の攻撃を浴びせる。ミラーワールドから出られなくなった佐野は哀しみの中で粒子化し、ライダーバトルから脱落する。
⑫仮面ライダータイガ:現実世界で戦いに疲れ彷徨っていた時、ふと恩師の香川らに似て仲良しな親子に遭遇し過去を思い出す。だが直後にその親子が大型トラックに轢かれそうになった為、自身が身代わりになってトラックの衝撃を受ける。その身を呈した勇敢な行動は後に「英雄」と称えられた。
⑬仮面ライダーオーディン(最後の変身者):神崎士郎が、妹の優衣はどうあっても人の命を貰って生き延びることを絶対に拒否すると理解した為オーディンの存在は不要となり、その体は粒子化して消えた。
番外
オルタナティブ、オルタナティブゼロ:二人とも、仲間であるはずの仮面ライダータイガからそれぞれ裏切られ、両人が「クリスタルブレイク」を受け絶命した。
まとめ:仮面ライダー龍騎の最終回を考察|仮面ライダーたちの死因は?
『龍騎』のライダーバトルの真相は神崎士郎が子供の頃に死んでしまった神崎優衣を助ける為のモノでした。
優衣は死んでしまいましたが、ミラーワールドの神崎優衣が憑依してくれたおかげで20歳までは生きられる事になったんです。
しかしそれは、逆に言えば期限付きの命である為、神崎士郎は優衣が20歳になる前に新しい命をあげる為に
「勝ち残れば願いを叶える」とライダーバトルを始めたと。勝ち残ったライダーは願いを叶えて貰う訳もなくゲームマスターとも言うべきオーディンに命を奪われました。
(ライダーバトルは出来レースであり、最終勝者がオーディンと決まってました。絶対負けませんから)
しかし、優衣はそんな命を受け入れず死ぬ事を選び、神崎士郎(実体は無くオーディンの仮の姿のようなモノらしい)は
タイムベントを使い、受け入れてくれるまでライダーバトルを何度も何度もやり直していました。
劇場版やSP版がTV版とは展開や結末等が違うのは、神崎士郎がライダーバトルをやり直した「別の歴史」だからと言われています。
そうして何度も繰り返した結果、優衣が「まだ繰り返すの?」と言う事で神埼士郎はようやく間違いに気付き
もう一度タイムベントで時間を戻し、今度は真司達にデッキを渡さない歴史を始めました。
つまり、全員が生きているのは「ライダーにならなかったので死ななかったから」です。
ちなみに時系列は第一話から一年後という事になっていて、戦う事も無く一年が経過した、というラストなんですね。
ナイトの願いではないです。彼の願いはあくまで恋人を目覚めさせる事です。
目覚めたのは、オーディンに勝ちライダーバトルの最終勝者となった事で新しい命を貰った(蓮の命を代わりに、という説もあり)おかげです。
仮面ライダー龍騎のライダー全員の死因と生き残ったライダーと生き残ったライダーの願いは
シザース:ナイトとの戦闘でデッキが破損、契約モンスターのボルキャンサーに喰われて死亡。
ガイ:ゾルダのEOWを食らうときに王蛇の盾にされ、その後王蛇のファイナルベントでとどめ。
ライア:王蛇のFVから龍騎を庇い、運命を覆して死亡。
オルタナティブ:タイガのFVで死亡。
オルタナティブゼロ:タイガに裏切られMW内で死亡・消滅。
インペラー:信じていたタイガに裏切られて重傷を負い、その後遭遇した王蛇との戦闘でデッキが破損。MWから出ることが出来ずに絶望の中消滅。
タイガ:目的を見失って彷徨っていたところ香川に似た親子連れを車から庇い、事故死。
ゾルダ(北岡):事務所のソファで静かに病死。
ゾルダ(吾郎):王蛇との戦闘に代わりに赴き、FVこそ食らわなかったものの死亡。
王蛇:警官隊に発砲され銃殺。
龍騎:シアゴーストから少女を守り背後から胸を刺される。瀕死のまま戦闘に勝利するもナイトに看取られ力尽きる。
ナイト:恋人の病室で、その手にリングを戻した後覚醒を見届けることなく眠るように死亡。(オーディンの攻撃によるもの)
《劇場版》
王蛇:ファムとの戦闘で(リュウガの介入が大きい)デッキが破損、生身でファムを締め上げながら消滅。
ファム:リュウガの攻撃により瀕死、それを悟らせないように真司と別れた後一人でひっそりと植え込みの中で力尽きる。
ナイト・龍騎:描かれていないがモンスターの大群に突っ込み死亡したと思われる。
《SP》
ライア:ベルデのFVにより死亡。
ガイ:油断したところをモンスターに喰われ死亡。
ベルデ:ナイトのFVにより死亡。
ナイト:ベルデとの戦闘が元で死亡。
オーディンは戦闘で消滅したとしても「諦めない限り無限に復活可」なので「消滅」と言えるのは本編最終回のみ。