雷がゴロゴロと鳴っている時に街中で傘さして歩くのも危ない?
雷が傘に落ちる確率はどのくらいなんでしょうか?
雷は街中で傘さして歩くのも危ない?
雷が鳴ってるけどどうしても徒歩で帰らねばならないとき.
雷の鳴ってる下を歩くこと自体、恐ろしいモノがありますが、街中でも傘をさして歩くのは危険なんでしょうか?
街中であれば、まず問題ないと言って良いでしょう。
ただ街路樹など樹木は一般に避けるのが望ましいです。
雷は背の高いほうに落ちることが実験的に明らかになっていますし、同じ高さであれば、たとえば、金属のバットと木製のバットで同じ確率で落ちるそうですので、傘(金属)であっても、背の高い街路樹の方に落ちやすいということになります。
電柱の例を見ても、45°の中に入りつつ、
「4m以上離れる」
としています。
電柱に落ちた落雷が、横に飛んでくることがあるためです。
もし、街路樹に雷が落ちたとして、その近くにいると、街路樹の幹を伝ってきた雷の電流が、近くにいる人へ流れてしまう「側激雷」という現象が起こって感電してしまうことがありますので、安全な範囲というのは、
1.木の先端と地面とを結ぶ稜線の角度が45度以内で、
2.木の幹や枝葉から4m以上離れた位置
ということになります。高さが10mの木なら、10m以内というのが45度の範囲になります。
この点で樹木を考えると、電柱のように1本の柱だけではなく、枝が周りに広がっています。
このため、枝から雷が分岐してくることがあるんですね。
雷が傘に落ちる確率は?
逆に、雷が落ちる確率が高い状況としては、
電線のない田舎
海上 海岸 ゴルフ場 グランド
山の尾根 木の下 木の脇
など。
最近では雷の落ちやすさと、金属を身につけているかどうかは関係ないとされています。
傘でなくても、金属でなくても高いものはすべて危険です。
いち早く建物、車の中、できないなら、できるだけ姿勢を低くしてください。
どちらかというと、雷がゴロゴロ鳴っているときに気を付けたいのは身近な家財道具です。
近年は家庭で使用する家電や電化製品の数もどんどん増えています。
電力線や電話線の他にも、TVケーブルやLANケーブルなどたくさんの電線がつながっているため、落雷によって家電が被害にあう可能性も高まります。
落雷時に一時的に発生する過剰な電圧・電流によって、家電やパソコンの故障の原因となります。
特にパソコンなどのIT機器やテレビなどのデジタル機器は、半導体や基板など繊細で高密度な構造。
通常は数ボルトの省電力で動作する弱電家電と呼ばれる家電製品なので、雷の高電圧が一気に流れ込むと故障しやすいのです。
落雷による損害は、家の中の多くの家電に被害が及ぶこともあり、その場合、一度にたくさんの家電を修理すると高額な費用が必要になることも考えられます。
雷被害に遭う前に、火災保険の内容を見直して修理等のための「臨時費用共済金」や「残存物取片づけ費用共済金」を支払ってもらえるかどうかを確かめておきましょう。
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