高速バス(長距離バス)と言えば現代を代表する
3K(きつい、汚い、危険)が付きまとう仕事なのかもしれません。
分刻みのスケジュールに追われつつ、乗客の対応に追われたり、
乗務員不足で過酷な労働を強いられている様子がたびたびメディアで報道されていますが、
とある高速バス運転士の神対応がクローズアップされて話題になっています。
高速バス運転士の神対応バス会社はどこ?JRバス関東?
福島県の会津若松のバス停から東京都の「バスタ新宿」へ向かう高速バスでの出来事。
「バスタ新宿」で今度は福山便(広島県)に乗り継ぐ予定の女性の乗客がいたものの、
高速バスが渋滞に巻き込まれ、福山便に間に合うかどうか微妙な状況。
女性は高速バス運転士に「間に合わないですか」と問いかけたところ、
何回も時計を見て、間に合うかどうか首を傾ける様子を見せ、
乗客を気遣いながらも何とか30分程度の遅れでバスタ新宿に到着。
福山への乗り継ぎ便は、発車時間のほんの少し前だったそうですが、
高速バスの運転士は無線を持った人に、
「おい!悪い!福山便あと5分だけ止めてくれ!お客さんがいるんだ!頼む!」
と窓を開けて呼びかけるだけではなく車内放送で、
「すみません、広島便のお客様を先に通してあげてください、すみません」
と乗客に呼びかけ、無事に乗継便に乗車することができたようです。
こんな心温まる神対応をした高速バス運転士の会社はJRバス関東とのこと。
舞台となったのは2019年9月29日(日)の会津便上り16号(夢街道会津号)で、
乗り継ぎ先はJRバス中国とのこと。
同じJRとはいっても、JRバス関東とJRバス中国はもはや別会社と言っても良く、
2つのバス会社の連携プレーが生み出した奇跡と言えるかもしれません。
神対応の高速バス運転士の名前は?
神対応の高速バス運転士が勤務している会社はJRバス関東ということですが、
では運転士さんの名前はというと、本人の希望により非公開とされています。
ただ、高速バス運転士がしたためた自筆の手紙が公開されています。
「(当時の心境について)9月29日は日曜日会津便上り16号 案の定3か所渋滞のためお客さまに案内し大谷PAで停車、休憩中広島便乗り継ぎの方が電話をしても時間外で連絡がつかずキャンセルもできず。何とか間に合わせたい思いで走っていたところ、渋滞が思ったよりも早く解消され広島便発車の3分前、バスタ入口到着。徐行しながら窓越しに誘導員さんへ伝えました。 何とか間に合いホットしましたが、その反面乗継便のJRバス中国の運転士さんや待っていただいた 客さまに御迷惑をおかけしてしまう結果に対し、深く反省すると共に寛容な対応に心から感謝申し上げます」
「(SUI子さんのメールについて)異常時及び渋滞の際は常に同じ対応をしているので、今回の事は突然で驚いております。渋滞が解消されたとは言え、車内のお客さまの御協力があってこその事と感謝しております。多くの方々からのお声をいただいた事に大変感謝すると共に今後の励みと致します」
https://article.yahoo.co.jp/detail/a52152913219eb3e6a83698d0c1cbff2c350be05