「吉吉」と書いて吉が二つ並ぶ漢字はなんと読むんでしょうか?
吉吉の漢字の読み方・意味は?
「吉吉」と「吉」が2つ横に並ぶ漢字は、
喆
「哲」の異体字です。
音読み
呉音 : テチ
漢音 : テツ
日本語読みすると「てつ」ですね。
韓国人の名前などに使われ「チョル」と読みます。
中国語の場合、普通話では「チョー」と読みます。
確か昔の中国のお坊さんで「慕喆(ぼてつ)」さんという人がいたはずで、兵庫県豊岡市には『慕喆寺』というお寺があります。
ちなみに、「吉(よし)」と「吉(きち)」は同じ漢字で、「吉」の音が「キツ/キチ」訓が「よし」です。
“よい”という字義があるので「良」「好」「義」「吉」を「よし」と読むのは正当な読みです。「この吉(よ)き日」のように使います。
「山」という字に“やま”という字義があるので、「やま」と当てて読むのと同じです。
[口]の上の[士]が[土]になっているものはその異体字です (漢和辞典では“俗字”とされます)。
字の成り立ちから言えば、「武士」の「士」とも「土地」の「土」とも全く関わりがありません。
ちなみに、ラーメン皿の内側に書いてある字で、「吉吉」のすぐ下側に「古古」が接しているような字があります。
囍
この漢字の意味・読み方ですが、結婚などのおめでたいときに用いる文字と言うよりも「目出度いお決まりのマーク」です。
中国の標準語では、「シー…イ」(xi)と 最初のシの音はを低~く抑えて伸ばしてからイを高く短めに発声して切り上げる と言う感じの読み方をします。
「喜」の字を簡体字(画数を少なくして書きやすくした漢字)にして横に二つ並べたこの文字は、文字言うよりも「おめでたいマーク」です。装飾用のマークといった感じです。
一応、このマークには「双喜字」(シュアンシィズゥ shuangxixi)という名前があります。
日本の「寿」と同じような使われ方ですよね。文章のなかで「寿」単体で出てくることは無いけれどおめでたいときに一文字だけよく目にします。
結婚式の披露宴会場とかおめでたい場所でこの「囍」の形を色紙(赤か金)で切り抜いたものを、ペタペタ貼って飾り付けたりします。
新婚さんのお部屋の壁だの箪笥だのドアだのありとあらゆるところに、お姑さんが切り抜いて作ったでっかいこの「囍」のマークが貼りまくられてたりするようです。