「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」とは元ネタは?
X(旧Twitter)などのネタでよく「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」というセリフがみられますが、どんな返し方をするのが良いんでしょうか?
君のような勘のいいガキは嫌いだよ|元ネタは?
「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」とは元ネタは漫画「鋼の錬金術師」です。
原作コミックでは、2巻5話、にショウ・タッカーというキャラが言っています。
アニメだと旧版は7話、full metal alchemist版だと4話になります。
このセリフが登場するのは、エドと弟のアルフォンスが、死んだ母親を生き返らせるために、禁忌の錬金術である「人体錬成」を行い、失敗した後、修行のために訪れたリゼンブールという町です。
エドとアルは、タッカーの家に宿泊することになります。タッカーは、錬金術師でありながら、人体錬成を研究しており、その研究のために、自分の娘であるニーナを人体錬成の材料として使用していました。
エドは、タッカーの研究室で、ニーナが獣人と化した姿を目撃します。タッカーは、エドにニーナの存在を隠そうとしますが、エドの勘の鋭さによって、タッカーの秘密は暴かれます。
タッカーは、エドの勘の鋭さに怒り、このセリフを発します。
このセリフは、タッカーの心の闇を表すものであると言えます。タッカーは、自分の研究のために、娘を犠牲にするという、許されない罪を犯しています。その罪悪感から、彼は常に不安と恐怖にさいなまれており、そのために、エドのような勘のいい人間を嫌うのです。
また、このセリフは、エドの成長を促すものであるとも言えます。このセリフによって、エドは、自分の勘の鋭さが、他人を傷つける可能性もあることを知ります。そして、そのことをきっかけに、エドは、自分の勘を正しく使う方法を学んでいくのです。
君のような勘のいいガキは嫌いだよ|返し方は?
「勘がいいのは悪いことじゃないと思うがが、何か気に障ることがあったか?」
「勘が鋭いと言われるのは嬉しいよ!今後も精進するね!」
「そう感じてくれるんですね。何か気になることでもありますか?」
「なるほど、私のことが気に入らないんですね。何か具体的に嫌なことがあったのでしょうか?」
「まあ、勘のいい方が悪いことに巻き込まれにくいって言いますからね。」
「なんでそう思ったんですか?もっとお話しできたら嬉しいです。」
まとめ:君のような勘のいいガキは嫌いだよ|元ネタ・返し方は?
「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」とは、漫画『鋼の錬金術師』登場人物ショウ・タッカーが繰り広げる陰鬱で胸糞な展開に関連しています。タッカーは国家錬金術師として一流の技術者でしたが、研究が思うように進まず、資格を剥奪されかねない状況に追い込まれていました。
生活費を稼ぐために支給される研究資金を頼りに生活していたタッカーは、保身のために実の娘ニーナと飼い犬のアレキサンダーを錬金術で合成し、再び「人語を理解する合成獣」を生み出そうとしました。この行為は、自らの家族を犠牲にしてまで研究を続ける非道な行動でした。
エドワード兄弟がタッカーに対して「人語を理解する合成獣の研究が認められて資格を取ったのいつだっけ?」と質問すると、タッカーは「ええと…2年前だね」と答えます。その後の質問で、タッカーの妻がいなくなったのも2年前であり、ニーナとアレキサンダーの行方を問われると、「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」と応えます。
このセリフが登場するシーンは、タッカーが家族を犠牲にし、その事実を見抜かれる瞬間です。読者や視聴者は、タッカーの非道な行動に対する嫌悪感や怒りを抱くことが多いです。このエピソードは『鋼の錬金術師』の中でも特に陰鬱かつ胸糞な展開として知られています。
使い勝手としては、後述のように何かしら不都合な事情を掘り起こされたり、伏線を先読みされたりなどした際の切り返しに使用される。
また、亜種として「君のような活きのいい牡蠣はフライだよ」なども存在する。